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介護保険制度を利用して介護を受ける方法(2)

 先月は、介護保険制度を利用するため、市区町村窓口に「要介護認定」を申請し、自立〜要介護に認定されるまでの流れを説明しました。
 今月は自立〜要介護の状態の人が、どのようなサービスを受けられるのか見ていきます。


「自立」の人/介護保険サービスの対象外

 自立の人は、介護保険を使ったサービスは受けられません。しかし、各市区町村が、高齢者向けに実施しているサービスを受けられます。
 自立の人は、その状態をできるだけ長く維持できたほうが、自分らしい生活を送ることができます。そのために必要なサービス(各種サービスは別表1参照)を、費用負担が必要なものは、実費負担になりますが受けることができます。
 各市区町村により受けられるサービスが異なりますので、どの様なサービスがあるのか、お住まいの市区町村にご確認ください。


「要支援」の人/今以上に状態を悪化させない様にするためのサービス

 「要支援」とは、日常生活を営むために、人の手を借りる必要があるものの、介護サービスを利用することで、今以上に状態を悪化させない、あるいは改善が可能な状態のことです。
 そのため、受けられるサービスは「介護予防サービス」と言われ、自宅にホームヘルパー等が訪問する「訪問介護」と、施設に通う「通所介護」等のサービスが、介護保険を利用することで、自己負担1割で受けられます(詳細は別表1を参照)。




「要介護」の人/今介護が必要な人が受けるサービス

 「要介護」とは、日常生活を営むために、介護が必要な状態で、先ほどの「要支援」で受けられるサービスに加え、別表1のサービス等が、介護保険を利用することで、自己負担1割で受けられます。
 来月は、「要支援」「要介護」と認定された人の「介護プラン」が、どのように決まっていくのかを見ていきます。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2017年3月号掲載)