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車いすで快適に暮らす/段差が生み出すバリアフリー住宅

●リフォームの動機

 築31年の大規模マンションの一室を相続で譲り受けた施主が車いす利用者であることから、廊下の拡幅・細かな段差の解消・水廻りの使いやすさの向上を目的とし、より自立した生活を送ることを目指した計画である。



広く開放的なリビング。和室への出入りはあえて段差をつけて使いやすくした。


●設計・施工の工夫点

 車いす生活に対応するリフォームのため「フラットなワンフロア空間を」という依頼からスタートした案件であったが、施主との対話から日常生活では車いすを降りてリラックスできる空間も必要と感じ、車いすの座面に合わせ乗り降りがスムーズにできる段差40cmの空間を提案。全ての空間をストレスなく使える住まいとした。またマンション特有の設備配管による床の凹凸も高床内に納めることで解消し、車いすでは使いづらい玄関の開き戸も施錠できる引戸の内扉を設けることで日中の外出を容易にした。


●施主の感想

 ゆったりした廊下とフラットな空間は車いすで移動がしやすく、高床の段差は健常者にとっては縁側のようでみんなが集う憩いの住まいとなりました。

    ◇
 この作品は、車いすから降りてリラックスする為にスムーズに乗降できる段差40cmの空間を作る等、住み手の多様なニーズを反映し、すべての空間をストレスなく使える住まいとなったことが、評価されて「第32回住まいのリフォームコンクール」で優秀賞に選ばれた。
 施工期間/45日間
 工事床面積/68.30m
 総工事費/800万円
 設計会社/NaO Design&Partners+(株)岩鶴工務店一級建築士事務所
 施工会社/(有)カナリ


                   
改装後のトイレ         広くなった廊下             改装前


 

(2016年5月号掲載)

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