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窓ガラスをペアガラスにすると効果的

 気密性の高いマンションは冬暖かく快適だが、朝、起きると窓ガラスに水滴がつき、サッシ付近の床がびしょ濡れになっていたという経験をされた方もいるのではないだろうか。こうした窓の結露が、窓ガラスを2重にすることで解消されるという。しかも、今あるサッシはそのままで、ガラスを取り替えるだけで2重ガラスに変身するという商品(「あんみつペアガラス」日本板硝子・・・あけぼの通商共同開発)が開発された。工事も半日で済み、結露が解消されるだけでなく、冬暖かく、夏は太陽熱を遮り冷房効率もよく地球温暖化防止にもつながるとのこと。
 サッシ窓の結露の問題はかなり専門的な内容でもあるので、専門会社にご執筆いただいた。2回のシリーズでお届けします。

窓ガラスをペアガラスにすると効果的
サッシはそのまま、ガラスの交換だけでペアガラスに!

結露はなぜ起こるのでしょう

 寒い日、電車に乗り込むとメガネが曇った、という現象を多くの方は経験していると思います。実は、これも結露のひとつです。では、気温や電車の空調、混雑の仕方によって曇り具合が違ってくるのはなぜでしょう。結露は身近な現象ですが、そこには意外と複雑な仕組みが隠されています。

結露の仕組み

 空気中に含まれる最大水蒸気量は、温度が高いほど多くなり、温度が低いほど少なくなります。そして、ある温度の空気中に含まれる最大水蒸気量に対して、その時点で実際の水蒸気量の割合を表したものを相対湿度(以下「湿度」)といいます。従って、水蒸気量が一定でも、温度が変化すれば、湿度も変化するのです。温度が20℃、相対湿度が60%の状態から、温度だけが15℃に下がったとします。すると相対湿度は82%に上昇することがわかります。さらに温度が下がって、湿度が100%を超えると、空気中の水蒸気は水滴に姿を変えます。この時の温度を露点といい、この水滴が結露の正体です。

結露が発生しやすい状態とは

 住宅内部の水蒸気量を一定とした場合、暖房している部屋に比べて、暖房していない部屋の方が、また日中よりも部屋の温度が低くなる明け方に湿度が上昇するので、結露が発生しやすくなります。さらに、部屋の隅や出窓、厚いカーテンで覆われた窓など暖かさが行き届かない場所も要注意。また暖房機器の種類、加湿器の使用、空調などによる住宅内部の水蒸気量の変化も大きく影響します。

断熱ガラスは結露に強い

 窓ガラスの結露は窓際の空気が露点よりも冷たいガラスに触れることで起こる現象です。断熱ガラスは、一枚ガラスに比べて室内の暖かさを逃がしにくいうえ、外の冷たさも伝わりにくいのでガラス面が冷えにくく結露の軽減に有効なのです。

各種ガラスの性能を証明します

 結露は、このように多くの要因が複雑に作用して発生する現象です。だからこそ、計画的な換気を行い、室内湿度をコントロールすることに加え、断熱性の良いガラスを採用することが重要です。なかでもあんみつペアガラスは高性能を発揮。さまざまな条件のもとで、最も結露しにくいことがわかります。たとえば室内温度20℃、60%の場合、複層ガラスでは、外気温度が1℃で結露が発生しますが、あんみつペアガラスは外気温度が−28℃まで結露が発生しません。最低価格1万3千円から。(板ガラス協会)
(※取り付けの際は、管理組合に工事の確認をとってください。)

結露の発生する外気温比較
(室内自然対流、戸外風速3.5m/sの場合)
室内温度品種結露発生外気温度
60%一枚ガラス8℃
複層ガラス-1℃
あんみつペアガラス-28℃
あんみつペア真空G-41℃
70%一枚ガラス12℃
複層ガラス6℃
あんみつペアガラス-14℃
あんみつペア真空G-21℃
80%一枚ガラス15℃
複層ガラス12℃
あんみつペアガラス0℃
あんみつペア真空G-5℃
一枚ガラス
透明ガラス3ミリ
複層ガラス
透明ガラス3ミリ+中空層6ミリ+透明ガラス3ミリ
あんみつペアガラス
Low-Eガラス3ミリ+アルゴンガス層10ミリ+透明ガラス3ミリ
あんみつペア真空G
Low-Eガラス3ミリ+アルゴンガス層6.3ミリ+真空ガラス6.2ミリ


<断熱効果>
1枚ガラスと比較して
複層ガラス:1.7倍
あんみつペアガラス:4.5倍
あんみつペア真空G:6.5倍