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高性能な窓に交換した場合の補助金制度/経済産業省

暑さ寒さの原因は窓?

 これから梅雨入りし、梅雨が明けると暑い夏がやってくる。日中はもちろん、暑さで寝苦しい夜に悩む日も多くなる。夏が終わればやがて冬となり、寒さや結露に悩まされる方も多いだろう。
 しかし、窓を取り替えることで、それらの悩みはだいぶ解消される。
 暑さや寒さの元となる熱の移動は、窓を通して起きるからだ(夏は室外から約70%の熱が侵入、冬は室内から約50%の熱が消失)。
 「それなら窓を取り替えたい。でも費用が・・」という方に朗報です。


高性能な窓の交換に補助金

 昨年、好評のうちに終了した、経済産業省の「既築住宅・建築物における高性能建材導入促進事業」。省エネ性能の高い高性能な建材を導入すると、費用の一部を補助する制度だが、今年度も公募予算額30億円で募集が開始された。


費用の3分の1以内を補助

 同事業の詳細は別表1の通り。
 昨年事業とほぼ同じ内容で、窓等の高性能建材の購入費用と工事費の合計額の3分の1(戸当たり上限150万円)が補助される。

別表1


一般公募受付は6月30日まで(一次公募)

 事業の公募受付は二回に分けて行われ、一次公募は6月30日まで。8月上旬から二次公募が始まる予定だが、一次公募で公募予算額に達した場合は、二次公募が行われないこともある。


管理組合、各戸も補助の対象

 補助を受けられるのは、管理組合や各戸。管理組合が補助を受ける場合、原則全戸の窓の改修が条件となるが、既に改修済みの住戸がある場合、その住戸で使用されている建材が、SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)に登録されている場合、その部分の改修は除くことができるようになった。
 また、管理組合が申請する場合、エントランスやロビーなど、非居住部分も合わせて改修することができる。
 各戸で補助を受ける場合は、管理規約で専有部扱いされていることが条件となる。


減税も受けられる

 高性能な窓に取り換えると、所得税と固定資産税の減税も受けられる。
 所得税は、自ら居住する住宅の省エネ改修を行ったとき、工事を行った年の所得税の税額控除(※)が受けられる。
 控除額は、工事費用から補助金等を引いた額が50万円を超えた時に、その額の10%(上限25万円)が控除される。控除を受けるには、全ての居室の窓の改修工事を行うことが要件となっている。  居住地の税務署に確定申告が必要となる。
(※)税額控除:所得税は、一年の所得から、社会保険料控除等を控除後の金額に税率を掛けて税額が確定するが、税額控除は、さらに確定した税額から一定の金額を控除すること。
 固定資産税は、工事費用が50万円を超えた時、工事を行った翌年分の固定資産税が3分の1控除される。居住する市区町村に工事完了後3カ月以内に届け出ることが要件となる。


(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2014年6月号掲載)