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エアコンの性能は良くなったけど

 蒸し暑い日本の夏を快適に過ごすため、エアコンの存在は不可欠なものになっています。特に、近年は熱中症の危険から、無理をせずにエアコンを使用することが推奨されています。
 エアコンの性能は、10年前の製品と比較すると、最新製品は10%以上消費電力が少なくなっており、さらに20年前と比較すると、40%も消費電力は少なくなっています。
 このことから、かなり古いエアコンを使い続けているご家庭では、新しく買い替えすることをお勧めしますが、併せて、是非検討していただきたいことがあります。
 それは「窓」の断熱化です。


「窓」が熱の移動の中心

 図1をご覧いただければわかるように、住宅の熱の移動は、窓を中心に起きています。
 夏なら約70%の熱が窓から室内に入り込み、冬なら約50%の熱が窓から室外に逃げていきます。
 これではせっかく高性能のエアコンを使用しても、十分に性能を発揮できません。
 夏には熱を取り込まず、冬には熱を逃さない、「窓」の断熱化が省エネには不可欠なのです。



「窓」を断熱化するには

 「窓」を断熱化するには、3つの方法があります。(1)内窓(インナーサッシ)の設置、(2)窓ガラスの交換、(3)カバー工法によるサッシ交換です。
 カバー工法については、本紙3面をご参照ください。
 内窓(インナーサッシ)の設置は、今ある外窓の内側に、新しい窓を取り付けるだけ(写真1)。内窓に使用されるガラスが、次に紹介するLow―Eガラスだと、さらに断熱性が高まります。
 窓ガラスの交換は、現在使用している単板ガラスを、ペアガラスに変えることで断熱性が高まります。ペアガラスの内側に断熱性に優れた特殊な金属膜をコーティングしたLowーEガラス(写真2)を用いれば、さらに断熱性は高まります。

写真1.インナーサッシ


写真2.Low-Eガラス


 


補助金も使えます

 窓の断熱化には、それなりに費用も掛かります。そこで検討したいのが補助金の活用です。
 現在、国は住宅の省エネ化を進めるため、省エネにつながる建材の購入や改修工事費にも補助金を出しています。
 その中でも、経済産業省の「高性能建材導入促進事業」SIIをご紹介します。
 事業の概要は別表1をご覧ください。この事業では、先に挙げた内窓の設置、カバー工法、ガラス交換すべてが補助の対象で、戸当たり150万円を上限に、製品の購入費+工事費の3分の1が補助されます。但し、補助の期間・予算には限りがありますので、詳しくは左記のお問合先にお問い合わせください。
お問合せ先:一般社団法人環境共創イニシアチブ(略称:SII)高性能建材担当 
電話 03―5565―4131 
FAX 03―5565―4134
 また、国土交通省の「省エネ住宅ポイント」でも、窓の改修を行えば、ポイントが付与され、ポイントは、地域の特産品などと交換ができます。
 省エネ住宅ポイント制度の詳細については左記のお問い合わせ先まで。
お問い合わせ先
省エネ住宅ポイント事務局 
電話 0570―053―666
携帯電話からは、
電話 03―4334―9381



省エネ窓なら長期間断熱性能を維持

 エアコンは、使い続けるうちに性能が低下したり、故障したりしますが、窓ガラスは一度換えたら、長期間に渡って断熱性能を発揮し続けてくれます。補助金をうまく活用して、省エネ性能の向上と、寒暖の差の少ない快適な生活を実現しましょう。



(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2015年8月号掲載)