リフォーム情報リフォーム情報

補助を活用した窓改修/申請に向けて早めの準備を

 

冬を迎え困る事は?

 

 これから寒い季節を迎えると、増えてくるのが「窓の結露」。毎朝寒い中、窓の結露を拭き続ける生活を何年も続けている人も多いことでしょう。
 また、冬になると窓の近くがとても寒く、暖房の効きが悪いという家庭もあることでしょう。
 でもそれは「古いマンションだから仕方がない」と諦めていませんか。


「窓」の交換が鍵に

 これらの問題解決の鍵は、「窓」です。家の中と外の「熱」の移動の多くは、窓を通して起きているため、断熱性の高い窓に取り替えれば、問題は大きく改善します(図1参照)。
 でも、家の全部の窓を変えるのは結構な費用が掛かります。そこで、国の補助事業の活用を考えてみてはいかがでしょうか。



図1 家の中と外の「熱}が移動する様子



戸当たり150万円まで補助する国の事業

 今年、経済産業省が実施した「住宅省エネリノベーション促進事業(予算100億円)」では、別表1の通り、窓の改修費用(窓の購入費+工事費)の3分の1、戸当たり最大150万円の補助が受けられます。
 今年まで4年間行われた同事業では、別表2の通り、管理組合が一括して全戸の窓を改修するケースがほとんどでした。
 補助を活用した管理組合に聞いたところ、「エアコンの効きが良くなった」「結露が減った」といった、効果を実感する声が寄せられています。







事業申請手続きをスムーズに進めるには

 「国の事業に申込むのは手続きが大変では」と思われるかもしれませんが、手続きは施工会社が代行することが多いようです。
 事業申請の流れは、管理組合が事業申請検討を開始し、複数の施工会社に見積もり依頼します。 これまで多くの事業申請を代行してきた施工会社によれば、見積もり作成に約1か月、申請書作成に約1か月半と、合計約2か月半はかかるそうです。
 この時、見積もりを依頼する施工会社の選定も重要です。見積もり作成のためには、窓のサイズ等を計るため、各戸に調査に入る必要があるのですが、調査に時間がかかると、見積もり作成に時間がかかってしまいます。そのため、実績の豊富な、施工会社を選定することが重要になります。
 見積り作成後、管理組合では住民説明会を行い、その後総会決議をとります。
 総会決議後の申請書の作成期間を考えると、事業申請まで最低でも3か月以上はかかることになります。
 なぜ、申請にかかる時間を気にする必要があるのでしょうか。それは事業の予算枠が使い切られると、たとえ公募期間中でも公募が打ち切られるからです。
 現在、来年度事業がどのような形で行われるのかは分かっていませんが、過去4年の事業を見てみると、概ね4月には公募が開始されています。
 そのため、この補助事業の活用を考えるなら、来年の公募開始が予想される4月を目途に、早めの申請準備を。



(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2016年12月号掲載)