住まい方

テレビのデジタル化Q&A

 テレビのデジタル化が最近話題になっています。この避けて通れないグレードアップについて、NHK受信技術センターのご担当者にご執筆いただきました。

マンションへの情報ライフラインは、これからどうなっていくのか?

(1)テレビのデジタル化とは何?

 「『見るテレビ』から『使うテレビ』へ」をキャッチフレーズに、NHKではテレビのデジタル化を推進しています。デジタル化することにより、放送番組以外にデータ放送等様々な情報を得ることができるようになります。

(2)デジタル化になったらどこがどう変わる(UV,BS,CS等)?

 今年で放送開始50年目を迎えたNHKの総合テレビなどの地上放送は、標準画質による映像とステレオやモノラルの音声で『見るテレビ』として放送をしてきました。
 これに対して、地上・BSデジタル放送は、きめ細かいハイビジョン画質、高音質音声の他に最大6つのスピーカーを使って行う5.1サラウンド音声、そして一番の特徴であるテレビ画面上で番組表が見られる「電子番組ガイド」やニュース・天気予報などが好きな時に見られる「データ放送」、クイズ番組に参加できる「双方向サービス」のように、テレビを今までの『見るテレビ』から『使うテレビ』に変えていきます。
※標準画質:走査線数525本、ハイビジョン画質:走査線数1125本


デジタル化

(3)既存のアンテナ(UV,BS,CS)は使えるの?

 はい、UHFアンテナ(地上デジタル放送受信)とBSアンテナは既存のアンテナでも大丈夫です。
 CSアンテナについては、電波の到来方向や送り方が異なりますので、見たい放送にあったCSアンテナが必要です。


アンテナ

(4)ブースター等の設備は?

 ブースターも既存のものを使用することができます。  ただし、電波の数が増えるために一部のブースターでレベル(電波の強さ)調整などが必要な場合があります。なお、レベル調整によりレベルが不足する場合は、デジタル対応ブースターに取り替える必要があります。

(5)テレビは買い換える必要があるの?

 地上・BS・CSデジタル放送ともに外付けのチューナーが発売されていますので、ビデオケーブルで既存のテレビとつなぐことで見ることができます。ただし、ハイビジョン画質で見るためには、ハイビジョン対応のテレビが必要になります。
 また、今までのアナログ放送は2011年まで放送を継続しますので、テレビの買い換えの際などにデジタルチューナー内蔵テレビをご検討されるといいと思います。


テレビ本体

(6)ハイビジョンとデジタルとはどう違うの?

 どの特徴を表現するかの違いです。
 テレビ画面のきめ細かさを表現するのが『ハイビジョン画質』と『標準画質』。
 放送電波の送り方を表現するのが『デジタル放送』『アナログ放送』。
 これらの言葉を使った例えとして、「放送のデジタル化により、ハイビジョン画質のチャンネルが増えた。」という言い方ができます。

(7)CATVを導入すれば、デジタル化対応となるの?

 まだ全てのCATVでデジタル化が進んでいませんので、導入するCATVによって違います。
 デジタル伝送には2つの方式があります。パススルー方式の場合は地上・BS・CSデジタルチューナーが必要です。またトランスモジュレーション方式はCATV専用のデジタルチューナーである「デジタルSTB」が必要になります。

(8)ラジオはどうなるの?

 現在のAMラジオやFMラジオ放送は今後も続けていきます。
 すでにBSによるデジタルラジオ放送は2000年12月から開始されていますが、地上波によるデジタルラジオ放送は、2003年10月10日から東京・大阪で試験放送がスタートしました。地上デジタルラジオ放送用受信機は、今年の夏までには販売されると期待されています。