住まい方

住まいのリフォームコンクール 前回の入賞作品紹介

学ぶコーナー(子供用)上部照明も将来の間取りを考慮し可動式に

第24回住まいのリフォームコンクール

(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター

財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターが主催する「住まいのリフォームコンクール」は今年で24回目を迎える。全国各地で施工された住宅リフォームの事例を募り、優秀な設計者・施工者を表彰し、これを消費者や事業者に広く紹介することにより、住宅リフォームの普及促進とリフォームの水準向上を図ってきた。少子高齢社会、地球環境への配慮や暮らしの安全・安心の確保が強く求められ、既存住宅ストックの適切な維持管理や改善を推進することが重要となってきていることから、今後、ますます住宅リフォームの果たすべき役割には大きな期待が寄せられている。

今年のコンクールの応募締切は6月29日までと迫っているが、応募要領は次の通り。

応募資格/応募作品の物件の設計者または施工者。必ず、住宅の所有者等の同意を得たうえで応募。

応募対象/平成17年7月から平成19年6月の間に、リフォーム工事が完了した住宅(国内にあるもの)。詳細は同支援センターのホームページでhttp://www.chord.or.jp/ TEL03-3261-4567

ちなみに前回のコンクールで「(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター理事長賞」を受賞した株式会社大京エル・デザイン(設計施工)の事例を紹介する。

学ぶコーナー(子供用)
学ぶコーナー(子供用)
上部照明も将来の間取りを考慮し可動式に
学ぶコーナー(大人用)
学ぶコーナー(大人用)

集いコーナー・自然光が入り吊スピーカー、家電等収納も定位置に

この入賞作品は、東京通勤圏にあるマンション住戸で、二人の子供のための勉強スペースを造ることから始まる。4人家族で55m2というスペースの中で、いかにして落着いた勉強スペースを作り、同時に明るい居間や食事のためのスペースを作るかが設計者の課題であったが、間仕切りをなくし、中央に子供達の机と収納家具で作った「島」を置き、そこをぐるりと回れるようにし、「学ぶ」「集い」「寝る」「ロッカー」の4つのコーナーをつくることでみごとにクリアした。また、各部の設えと寸法は、これ以上はできないと思われる所まで緻密に調整し、絶対に必要な設えと、住まいに必要な自然な落着きとを両立させ、しかもコストを抑え、将来子供達が大きくなった時の改変方法まで提案している。新しい展開期にさしかかったマンションリフォームを感じさせてくれる作品として高く評価された。


寝るコーナー

ロッカーコーナー。廊下というスペースを収納動線に。奧は集いのコーナー

築年数/14年 総工事費/720万円

(集合住宅管理新聞「アメニティ」297号 2007年6月号掲載)