住まい方

地デジ対応のアンテナ設備

共同アンテナで地上デジタルを受信する方法

総務省ではこのほど地上デジタルテレビ放送に関する浸透調査を全国で実施しました。それによると地上アナログ放送が終了することについての認知度は約9割以上の人が知っており、ほぼ定着したものと思われますが、2011年という正確な終了時期については6割弱と、昨年の調査に比べ僅かな伸びにとどまりました。又、受信方法等に関しては、「アンテナを新しく設置しなければならない場合がある」「チューナー接続によりアナログテレビを引き続き使用できる」等についての認知度が約5〜6割にとどまり、今後具体的受信方法について、きめ細かな情報提供をしていく必要があるとしています。

 


管理組合での地上デジタル受信に向けた流れ

集合住宅で地上デジタル放送を導入する場合、共用部分の改修には合意形成が必要ですので、居住者の協力を得つつ、円滑に導入を進めることが必要になります。
実際の導入までの流れは、
 (1)アンケート調査・改修検討
 (2)調査・設計仕様検討
 (3)改修設計仕様と見積検討
 (4)理事会や総会開催
 (5)工事
 (6)完成検査・支払い
などになります。
 現在、アナログ放送停波まであと3年弱となり今後駆け込みの工事依頼による混乱も予想されています。建物の構造や築年数によって改修内容も様々ですので、間際に慌てないためにも管理組合では早めの検討が必要でしょう。

集合住宅のアンテナ設備とデジタル化のスケジュール     
集合住宅のアンテナ設備とデジタル化のスケジュール           

VHFアンテナは使用できない?

地上デジタル放送はUHF帯域で放送されますので、VHFアンテナやBSアンテナでは受信することができません。UHFアンテナの設置が必要です。

現在、UHFアンテナを使用している場合は?

現在UHFアンテナを使用している場合、そのアンテナが地上デジタル放送の受信チャンネルに対応していれば使用できますが、そうでない場合交換が必要です。又、地上デジタルの送信所へ向きを合わせる必要もあります。

配線はこれまでの物で良いのか?

UHFのアンテナが現在使用できていれば基本的には対応できますが、築年数の古い建物では、ケーブルが細くて適さない場合やケーブル自体の劣化や腐食が考えられますので、専門業者の点検が必要です。

室内のテレビ用コンセント、分配器はそのまま使えるか?

UHFのアンテナが現在使用できていれば基本的には対応できますが、築年数の古い建物では、ケーブルが細くて適さない場合やケーブル自体の劣化や腐食が考えられますので、専門業者の点検が必要です。

従来のアナログテレビで視聴する

とりあえず手軽に見るのなら、現在使用中のテレビ(アナログテレビ)にデジタルチューナーを接続して見ることができます。但し画質や音声はアナログのままで、データ放送などのサービスは受けられません。

専用のデジタルテレビで視聴する

本格的に見るのなら専用のデジタルテレビを設置してハイビジョンの高画質、高音質、同時放送が可能なマルチ編成、番組に参加できる双方向機能、地域密着のデータ放送などが楽しめます。又BS・CS110度のアンテナとの組み合わせで衛星デジタル放送も受信できます。

 

(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2008年6月号掲載)