住まい方

知っていますか、地デジの基礎知識/地デジを理解するための基本用語

最近、地上デジタル放送に関するニュースを、よく目にするようになりました。
各地で、集合住宅を対象にしたセミナーも開催されており、7月に埼玉県で行われたセミナーでは、管理組合理事など大勢の参加がありました。戸建に比べ処理すべき問題が多い集合住宅の地デジ導入工事への関心の高さが伺われます。
今回は、地デジに関するニュース等でよく目にする用語をいくつかまとめてみました。

地上デジチューナー

地デジ放送を見るために必要な装置で、テレビや録画機に搭載される物や単体の物があります。
地デジチューナーが無いと地デジを見ることはできませんが、ケーブルテレビを利用し、チューナー無しで視聴可能な場合があります。価格は現在2万円前後ですが、政府は今後さらに低価格の製品を開発するようメーカーに要請しています。また生活保護世帯を対象に無料でチューナーを配布することも検討中です。

地上デジタルチューナー     
地上デジタルチューナー           

ワンセグ

主に携帯電話などで見る事ができる地デジ放送のことです。携帯電話などの移動体端末に割り当てられたチャンネル、ワンセグメントの略。テレビの地デジと同じものを見る事ができます。

携帯のワンセグ画面     
携帯のワンセグ画面 

BS110度CSデジタル放送

人口衛星から流される放送で、NHKのBS放送やWOWOW、スカイパーフェクトTVなどの放送があります。視聴には専用のパラボラアンテナの設置と個別の契約が必要ですが、光ファイバーを使いアンテナ無しで視聴する方法もあります。

コピーワンス

デジタル放送には著作権保護を目的に、コピー制御の信号が流されています。これまでデジタル放送を録画機のハードディスクに録画すると、その後DVDなどにコピーする際、ハードディスクにあった元の映像が消えてしまいました。これをコピーワンスと呼びます。

ダビングテン

今まで1度しかコピーが認められなかったコピーワンスのルールを9回コピー、10回目はハードディスクから移動(ムーブ)、消去という、緩和されたルールのことです。

BーCASカード

ビーキャスカードは、デジタル放送を視聴するために地デジ用テレビやチューナーに添付されているカードです。テレビやチューナーに直接差し込んで使います。

B−CASカード     
B−CASカード 

ブルーレイディスク

ソニー、松下電器などが開発した光ディスクで通称ブルーレイ。ハイビジョン映像をそのままの画質で収録することが出来ます。一方で東芝、NECなどが開発したHD‐DVDがありますが、東芝が撤退したため事実上ブルーレイが規格の主流になっています。

ブルーレイディスク     
ブルーレイディスク 

同軸ケーブル

テレビやチューナーに接続して使うケーブルです。電磁波の漏れが少なく折れに強いなどの特徴があります。建物に埋設された物で劣化の激しい物は地デジ受信に支障をきたす場合があります。

同軸ケーブル     
同軸ケーブル 

分配器

一つの電波信号を乱れが生じないように複数に分ける装置です。地デジ改修の際、UHF帯域対応の物に交換が必要な場合があります。

増幅器(ブースター)

合住宅で1本のアンテナから複数のテレビへ配線する場合などに弱まる電波を強める装置です。地デジ改修の際、地デジ対応の物に交換が必要な場合があります。

都市受信障害対策施設

これまで都市部では高層ビル、高速道路、鉄塔などの影響でアナログ放送に電波障害が起きる地域があり、その改善策として原因となる建物側から共同アンテナなどで障害発生地域の各戸へケーブルを引き込むなどの施設がありました。電波障害に強い地デジ放送になると、今後、受信障害を受ける地域が大幅に減ると言われています。

東京スカイツリー

東京都墨田区押上に建設予定の新しい電波塔で、アナログ放送終了後の2011年12月竣工予定。現在の東京タワーに地デジ用のアンテナの向きを合わせた場合、東京スカイツリー完成後は、再度アンテナの向きを調整しなければならない地域が出てくることが予想されています。

 

(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2008年8月号掲載)