住まい方

多様化する高齢者ニーズに対応したサービス増加


  高齢期を迎えた親との同居を考えても、住み慣れた土地を離れたくない、生活の変化を望まないなどの理由から親があえて独居を望むケースも多い。また、住環境等の理由から、同居ではなく子どもの住居の近くに親が転居してくる「呼び寄せ高齢者」に関しては、転居後の経済、健康、コミュニティなど多くの不安を抱えることが問題視されている。
  そんな中、各企業では高齢者へ向けて様々なサービスを提供している。
  現在高齢者に向けて提供される商品・サービスは、着脱が容易な衣料品から嚥下のしやすい高齢者向け食品、健康管理に配慮した宅配食事サービス、高専賃などの高齢者施設やバリアフリーリフォーム、介護サービス、移動のための歩行器、車いす、中高年向け旅行プラン、緊急通報サービスなど多岐にわたっている。


◆高齢者の生活を支えるサービスの展示会開催

 高齢期を迎えた親とその子ども世代の安心、快適をサポートする商品やサービスを集めたイベントが先日、東京国際フォーラムで開催された。  同イベントに出展したセントラル警備保障(株)は、これまで高額なイメージがあったホームセキュリティを比較的手ごろな価格で導入できるシステムを紹介した。


同社が提供するホームセキュリティシステムでは、在宅時に身の危険を感じた場合や身体の具合が悪くなった時などに非常・緊急ボタンが備わった小型のペンダント式機器を押すことによって指令センターに通報され助けを求めることや、家の中にセンサーを設置し、一定時間センサーが人の動きを感知しない場合、指令センターに通報されパトロール員が家に駆けつけて対応するサービスが月2000円から導入することができる。また、登録したアドレスへメールで異常を通知することやプランによって、被害に遭った場合の補償制度や24時間対応の無料健康相談、掃除、洗濯、などの家事サポートを優待料金で利用できる。
さらに、同プランには警備業界初の「振り込め詐欺保険」が無償で提供されている。
このように多様化する高齢者サービスだが、今後高齢化社会が一段と進んでいく中、内容や利便性など利用する高齢者だけではなく身近な家族が一緒に考え、質の高い商品を選ぶことが重要だ。

 

   

      バリアフリー対応の各種ツアーも

(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2010年8月号掲載)