住まい方

シックハウスと健康(3)

室内空気汚染の原因は建材だけではない!

 室内空気を汚染する要因は建材から揮発する化学物質だけではありません。家具や普段使う衣類・その他日用品も原因になりえます。

 そこで厚生労働省は、室内空気汚染の低減化を促進し、快適で健康な室内空間を確保することを目的に、13の揮発性有機化合物(VOC)に対して室内濃度指針値を設定しています。


室内濃度指針値(ガイドライン値)の設定(表)






 この指針値は、人がその濃度の空気を一生涯にわたって摂取しても、健康への有害な影響は受けないと考えられる値とされています。
 また、総揮発性有機化合物(TVOC)の暫定目標値については、毒性学的知見から決定されたものではなく、合理的に達成可能な限り低い範囲で決定した値とされています。TVOC値から健康被害のリスク評価を行うには、現時点ではデータが不足しており未解明な部分が多いため、あくまでも目安としての設定にとどめています。
 表の中で太文字のホルムアルデヒドとクロルピリホスの2物質が建築についての規制である建築基準法(国土交通省)のシックハウス対策で規制されています。(つづく)


(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2014年5月号掲載)