住まい方

シックハウスと健康(8)

 シックハウスへの対応には、問題が起きる前に対応する予防と問題が起きた後に対応する対処があります。

シックハウス予防

新築やリフォーム、家具やカーテンの購入、防カビ剤や消臭剤など日常生活用品の使用など室内の空気質に影響を与える要因は多種あります。そこで図中の建築物、インテリア、生活スタイルという項目別にシックハウス予防のポイントを挙げていきます。
 新築やリフォームを行う場合、シックハウスや室内空気質の問題に真摯に耳を傾けてくれる施工会社を選択することは基本ですが、ここでは特にリフォームや修繕施工におけるポイントをいくつか紹介します。
(建築物)
 ◎換気が適切に行われるよう換気経路の確保
 ◎壁紙を張り替える際、古い壁紙や接着剤が残らないよう、完全にはがして新しい壁紙を張る。
 ◎ワックスや塗料を施した場合、しっかり乾燥させ空気を入れ替える。
    ◇
 次にインテリアについてですが、家具などの購入時には現物の臭いを確認することがポイントの一つとなります。但し、展示されている家具にはすでに臭いが揮発しているものもあり、実際に購入した家具が搬入されたときと臭いが異なる場合があるため、確認は新品で行うことが大切です。
    ◇
 最後に生活スタイルについてですが、芳香剤など日常生活用品に関して購入時に本当に必要かどうか再考することも大切なポイントとなります。また、風呂場などカビの生えやすい場所では普段の手入れ(入浴後の換気、乾燥)を行うことで、カビが生えた後のカビ処理剤を使用する必要がない生活をすることも大切です。どうしても薬剤を使う場合は使用時の注意事項をよく読み、その薬剤を吸入しないようにマスクを装着するなどの工夫や窓を開けるなど換気の徹底を行いましょう。


シックハウス対処

 具体的な事例を挙げると、リビングや寝室などの壁紙や床材を張り替えた場合、内装材に関しては建築基準法で定めら 次にシックハウスを疑うような体調不良に陥った場合の対処ですが、一つは病院にて診察を行うこと、もう一つは体調不良の原因が建物や家具など生活に起因するかを調べることが必要になります。原因究明の調査に関しては次号でお話いたします。






・一般社団法人日本環境保健機構
   http://jeho.or.jp/
 TEL:03−6869−8270 FAX:03−6869−8272
・NPO法人シックハウス診断士協会
   http://www.sicklife.jp/index.shtml
 TEL:03−3524−7127 FAX:03−5847−8236
 環境に由来する健康問題であるアレルギー、シックハウス症候群、化学物質過敏症のご相談を受け付けております。


(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2014年11月号掲載)