住まい方

シックハウスと健康(9)

  シックハウスを疑うような体調不良に陥った場合、医学的対応と平行して原因が疑われる住まいの調査が必要です。

専門家によるシックハウス調査の概要

 体調を崩した原因が建物にあるのか、それとも他に原因があるのかを確認するために現状の住まい環境および生活環境を知る(専門家により調査する)必要があります。その調査の流れを簡単にまとめると次のようになります。
 (1)調査の概要説明
 (2)聞き取り
 (3)ご家族への対応
 (4)調査(測定〜化学物質など、使用建材・日常生活用品の確認)
 (5)調査報告書提出
   ◇
 調査の必要性や方法を説明した後、体調不良に至るまでの経緯や生活スタイルなど細かくお話を伺います(聞き取り)。同時に体調を崩されていない周囲のご家族の方へ、当事者の体調不良が建物や生活に起因している可能性やシックハウスに関する理解がされてない点など当事者本人に代わって説明し、協力依頼を行います。
 ご家族の理解や協力を得た上で実際の調査に入りますが、まず建物図面と現状の確認、使用建材や換気状況の確認、その他日常の生活用品の確認などを行います。その上で必要な測定(化学物質など)やその箇所などを決めていきます。


調査報告書とは

 室内空気中の化学物質濃度の測定などの結果及び聞き取り調査や使用している建材の調査結果などから調査報告書を作成します。
 この調査報告書は現状の住まい(生活空間)における室内の空気質やその空気質に影響を与える要因など、現状を記したものになります。
この調査報告書はあくまでも改善へのスタートで、この調査報告書=改善終結にはなりません。住まいの現状を知り、そこに体調に影響を与える要因があったかを確認した結果書となります。この結果と医学的な見地からの両面より次なるステップである改善提案という方向に進みます。
 次号ではその改善提案についてお話いたします。








・一般社団法人日本環境保健機構
   http://jeho.or.jp/
 TEL:03−6869−8270 FAX:03−6869−8272
・NPO法人シックハウス診断士協会
   http://www.sicklife.jp/index.shtml
 TEL:03−3524−7127 FAX:03−5847−8236
 環境に由来する健康問題であるアレルギー、シックハウス症候群、化学物質過敏症のご相談を受け付けております。


(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2014年12月号掲載)