住まい方

アレルギーと健康(2)

アレルギーはなぜ起こる

アレルギーとアレルゲン

 現代社会において環境由来の健康問題のひとつであるアレルギーには3人に一人が罹患しているといわれますが、アレルギーはどうして引き起こされるのでしょうか?
 人の体には、体の中に入ってきた細菌やウイルスなどの病原体から体を守る免疫という働きがあります。この免疫が食べ物、花粉、ダニなどに対して過剰に反応することがあり、この反応によってぜん息や花粉症などを引き起こします。このように、人にとって不都合な症状を引き起こしてしまうことをアレルギー反応といい、このアレルギー反応を引き起こす原因となるものをアレルゲンといいます。
 アレルゲンになりえるものは人によって異なり、食物として口から入る経口性アレルゲン、呼吸により体内に入る吸入性アレルゲン、皮膚に触れて炎症を起こす接触性皮膚炎などがあります。
 これらアレルゲンに曝されアレルギー反応が起こりますが、発症の仕組み(起こり方)によって1.型から4.型の4種類に分類されます。私たちが一般的にアレルギー疾患と呼ぶ、花粉症や喘息などはアレルゲンに曝され数分から数十分の短い時間に起きるアレルギー反応である1.型(即時型)アレルギーに分類されます。
 こうしたアレルギーの原因は遺伝的なものだけでなく、ストレスや食生活、微生物、化学物質などの影響によって、アレルギー症状を引き起こしやすい体質が作られているといわれます。
 アレルギーの治療の基本は、アレルギーを引き起こすアレルゲンを特定し、それを除去または回避をすることです。さらにトータルケアとして薬物療法、食事療法、環境整備、鍛錬(運動)療法をバランスよく行うことが早期改善・予防に繋がります。

一般社団法人日本環境保健機構
http://jeho.or.jp/








(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2016年8月号掲載)