住まい方

アレルギーと健康(5)

花粉症

 周りの人に花粉症ではない人はいないくらい花粉症の人は増えています。そのアレルギー疾患の一つである花粉症とは、スギなどの花粉に対して人間の体が起こすアレルギー反応で、体の免疫反応が、花粉に過剰に反応して花粉症の症状がでます。
 我が国において最も重要なアレルゲンとなるスギ花粉は、地域やその年の気候にもよりますが、3月〜6月前後にかけて大気に飛散します。また4月から5月はヒノキ花粉、6月から8月はカモガヤなどのイネ科の花粉、8月から10月はブタクサやヨモギなどの雑草類の花粉が主として飛散します。





 ◆主な症状
 花粉症の主な症状には次のようなものがあります。
 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒み、涙、目への異物感
 症状はアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎の症状と同様ですが、花粉症は季節性があるということで区別されています。花粉症の人は、花粉以外のアレルゲンに対してもアレルギー反応を起こしてしまうことがあり、ダニやカビなどを原因として一年を通して鼻炎が治まらない人もいます。


 ◆発症と悪化の要因
 花粉症は、花粉症以外のアレルギー疾患を持っている人や、家族が何らかのアレルギーを持っている人は、それのない人と比べて、花粉症になりやすいと考えられています。また、花粉症を悪化させている可能性があるものとして空気中の汚染物質やストレスの影響などが考えられています。


 ◆対応
 花粉症の治療には、医療機関で行う薬物療法、手術治療、減感作療法があります。薬物による予防の場合、薬物を花粉症の季節の前から服用し始めるとより効果的で、花粉症の治療期間も短くなり、発症してから治療を始めるより効果的であることが報告されています。医療機関での治療と並行して行わなければならない花粉症対策の基本は原因である花粉を避けることですが、完全に避けることは不可能です。普段から規則正しい生活習慣を身につけ、睡眠をよくとり免疫機能を正常に保つことが重要です。さらに、風邪を引かない、お酒の飲み過ぎに気をつける、タバコを控えるなどは鼻の粘膜を正常に保つために重要なことです。
 一般社団法人日本環境保健機構
 http://jeho.or.jp/



(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2017年2月号掲載)