住まい方

アレルギーと健康(10)

接触性皮膚炎 その2

接触性皮膚炎の中で特に問題になっているものに薬物アレルギーやラテックスアレルギー、金属アレルギーがあります。


薬物アレルギー


塗布剤などの外用薬で皮膚に生ずる局所的なアレルギー性炎症を薬物による接触性皮膚炎と呼びます。内服薬の服用や注射などで身体の中に取り込まれた薬物によって、皮膚や口・目などの粘膜に起こる発疹を薬疹と呼びます。どちらも皮膚の病気として現れる薬物アレルギーと考えられています。


ラテックスアレルギー


ゴムの木からとれる天然ゴムには、ラテックスとよばれるタンパク質が含まれています。このラテックスを含む天然ゴム製品に対してアレルギー反応が起こることがあり、これをラテックスアレルギーと呼びます。 天然ゴムはゴム手袋や医療用のカテーテルなどに多く使用されているため、ラテックスアレルギーは医療従事者に多く認められます。


ラテックスアレルギー


金属アレルギー


金属アレルギーとは、金属と自己のタンパク質が結合し、アレルゲンとなるタンパク質に変質し、抗原となることで引き起こされるアレルギーです。金属アレルギーを引き起こしやすい金属には、ニッケルやコバルト、クロムなどがあり、接触性皮膚炎として、赤い湿疹や水ぶくれなどの 症状を呈しています。

金属アレルギーの原因となるもの
・装飾品(アクセサリー、時計、メガネ、ヘアピン等)
・化粧品
・調理器具
・衣類
・革製品
・染料
・食物
・医療器具、用品
・アマルガムの水銀をはじめ、口腔内金属
・公園などの遊具
・大気

金属アレルギー


私たちの身の回りにあるイヤリングや腕時計などの装身具、歯科用金属、化粧品などあらゆるものが接触性皮膚炎を引き起こす可能性があります。


 一般社団法人日本環境保健機構
 http://jeho.or.jp/



(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2017年12月号掲載)