住まい方

アレルギーと健康(11)

ペットのアレルギー

アレルギーは人だけが発症するのではなく、人と同様に犬や猫においてもアレルギーが発症し、増加する傾向にあります。特に犬はアレルギーが多く、獣医臨床学上、大きな問題となっています。

犬のアトピー性皮膚炎
症状
人における鼻炎や喘息のような呼吸器性アレルギーが犬には少なく、人のアトピー性皮膚炎と類似して、痒みを伴う皮膚病変が腋や足の屈曲部にみられる
主な原因アレルゲン
犬の周辺環境(寝具・床など)に生息するチリダニ
アトピー性皮膚炎になりやすい犬種
柴、シーズー、ミニチュア・ダックスフントなど

犬の花粉症


犬の最も代表的な花粉症はスギ花粉症です。犬の花粉症は、鼻炎・くしゃみなどの呼吸器症状ではなく、アトピー性皮膚炎症状を呈しています。スギ花粉症の犬でもヒノキアレルゲンに反応することもあるため、ヒノキも重要なアレルゲンであることがわかっています。また、ブタクサ花粉アレルゲンにも感作されている場合もあります。


犬・猫の食物アレルギー


犬・猫の食物アレルギー海外での動物の食物アレルギーに関する疫学調査では、犬の食物アレルギーを引き起こす食物には、牛肉、乳製品、小麦、卵、鶏肉、トウモロコシ、羊肉などが挙げられます。猫では牛肉、乳製品、魚、小麦、羊肉などが多く、犬と比べると魚が上位に挙げられるくらいで、その内容については非常によく似ています。

その他にもペットに対して薬剤や医療関連製品を使用したときに少ない頻度ではありますが、アレルギー性副反応が起こる可能性もあります。



 一般社団法人日本環境保健機構
 http://jeho.or.jp/



(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2018年2月号掲載)