住まい方

アレルギーと健康(12)

災害とアレルギー その1

 災害とアレルギーは当事者でなければ他人事になりやすい問題ですが、地震や水害など自然災害はいつどこで発生するかも知れず、またアレルギーなど環境由来の健康問題も現代社会の環境下では誰にでも発症する可能性があるということを知っておく必要があります。
その上に置いて実際にアレルギーに罹患して困っている方への災害時の配慮について考えてみましょう。まずアレルギーを持つ方々は、日常でも様々な注意を払いながら生活しています。普段から家族をはじめ周囲の人の助けは必要ですが、災害時には一層、「患者の方を支える力」が大切になります。


災害時におけるアレルギー対応


 東日本大震災では、避難所においてアレルギー患者に対し、劣悪な環境の中で、かつ周囲の人に気を遣いながら生活しなければならないという過酷な状況を強いました。普段の生活環境が確保できない震災や水害などの天災時は、健康な人でさえ肉体的にも精神的にもかなりの負荷がかかりますが、アレルギー患者およびその家族は、その何倍もの負担を強いられることになります。
 災害に遭い、避難所や避難先での生活を強いられた場合、アレルギー患者やその家族には、次のような負担やリスクが発生することが予想されます。


予想される負担やリスク


犬・猫の食物アレルギー


 このように様々な不安に襲われる環境の中で、アレルギー患者と一緒に過ごす周囲の人は、アレルギー患者や、その家族について少しでも理解し、配慮して、より快適な生活環境を双方で保つことが望ましいといえます。


 一般社団法人日本環境保健機構
 http://jeho.or.jp/

 第4回みんなのアレルギーEXPO
 http://expo.jeho.or.jp/



(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2018年4月号掲載)