住まい方

アレルギーと健康(13)

災害とアレルギー その2

 震災や水害などの災害時、場合によっては避難所での生活を強いられることがありますが、アレルギー患者やその家族には健康な人とは違った様々な負担がかかります。その中でも特に食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、喘息を持っている人がいた場合、その理解と配慮が必要になります。


食物アレルギーの場合


 避難所や避難先で配られる貴重な支援食であっても、食物アレル ギーの人には、食べられないどころか、食べてはいけないものとなりえます。家族の方はアレルギーを引き起こすものが入っていないか、食事の度に気を遣います。非常時のため、保護者が支援食を遠慮した り、周囲の無理解から苦労していたりする声を少なからず耳にします。 ここでも、一緒に過ごしている方の食物アレルギーについての理解、 配慮が重要となります。


アトピー性皮膚炎の場合


災害とアレルギー その2  アトピー性皮膚炎のケアの一つには、皮膚を清潔に保つということが挙げられます。シャワーや入浴のほとんどできない状況で、アトピー性皮膚炎の人は、肌の状態を少しでも悪化させないようにしなければなりません。痒みが強くなり、夜中に掻き始めたりした場合、本人や家族は周りの人たちに迷惑をかけているのではと大変気を遣います。だからこそ、周囲の人が、一緒に過ごしている方のアトピー性皮膚炎について理解し、配慮することが重要となります。

喘息の場合

 喘息では、発作までには至らなくても夜に咳き込んだり、児童等の 場合は急に泣き出したりすることが時々あります。本人や家族は、咳き込む音などで周りの人たちに迷惑をかけていないか、大変気を遣います。そのため、周囲の人は避難所などで一緒に過ごす喘息の方への配慮、また、喘息についての理解が必要です。


 すべてを理解することは難しいかもしれませんが、少しでも寄り添うという気持ちを持つことで皆がより安心で快適な生活環境を維持できます。


 一般社団法人日本環境保健機構
 http://jeho.or.jp/

 第4回みんなのアレルギーEXPO
 http://expo.jeho.or.jp/



(集合住宅管理新聞「アメニティ」 2018年6月号掲載)