防災ハンドブックを作成

 ライフポート西洋(株)は、2012年、防災ハンドブック「災害に負けないマンションライフ」を作成した。
 2012年以前、同社は要望のあった管理組合を個別にサポートする形で防災対策を行うことはあったが、全社的な取り組みとして防災対策を行うのは初めて。
 きっかけは先の震災時、同社自身も被災者となり、交通機関の混乱などもあって、管理組合や入居者への対応が遅れたことから、いざという時には、管理組合や入居者自身が災害対応にあたれるように、同社内のサービス向上委員会がハンドブックを作成した。
 内容はいざという時に、まずは自分の命を守り、そしてお互いに助け合う「自助」と「共助」を行えるよう、必要な情報が掲載されている。
 同ハンドブックは既に全戸に配布済みだが、緊急時の連絡先を記載できる「防災カード」などは切り離して使用できるため、「もっとたくさん欲しい」という要望が入居者からあったほか、誰にも大事で、かつ必要なもののため、誰でも見られるよう同社のホームページ上で公開している。




管理組合向けホームページに防災対応コンテンツを掲載

 大京グループの(株)穴吹コミュニティは、同社がプロバイダーとして提供している、入居者専用のインターネットサービス「さーぱすねっと」内に今月から管理組合ごとの「管理組合ホームページ」を開設した。
 同ホームページでは、理事会・総会議事録やカレンダー(設備の点検スケジュールやゴミの収集日)などの管理組合や入居者にとって欠かせない情報を閲覧できるほか、震災対応マニュアルも閲覧できる。
 震災対応マニュアルは大京グループで作成したもので、各管理組合がマンションの特性に応じてマニュアルを作成できるよう、多様なフォーマット書式になっている。
 また「緊急時設備取扱説明書」も掲載。
 先の震災時、マンションの諸施設が地震のため一時的に使えなくなったが、被害が広範囲に及んだため復旧に時間がかかった。このことを教訓に、管理組合自身で比較的簡単に復旧できる設備の説明書を掲載した。
 同社は、既に「さーぱすねっと」に加入している全管理組合の理事会にサービスを提案し、今月中旬をめどに、一斉にサービスを開始する。



防災の専門企業が防災対策を提供

 丸紅コミュニティ(株)、東京建物アメニティサポート(株)両社のグループ会社(丸紅(株)、東京建物(株))と三菱地所(株)が共同出資して設立した、(株)つなぐネットコミュニケーションズは、両社の受託管理マンションや、その他のマンションへ防災対策を提供している。
 同社は当初、マンション専用インターネット接続サービス「e―mansion」を提供する会社として設立。防災に関連するサービスとしては、ネットインフラを利用した緊急地震速報サービス「SCOOP(スクープ)」を提供していたが、サービスを導入していた管理組合から「緊急地震速報だけではなく、防災マニュアルもつくりたい」という相談が多数寄せられたため、マンションの防災支援サービスも行うようになった。
 災害発生時、被害を最小限にとどめ、居住者の身の安全を確保するには、居住者の備え「自助」と居住者間の助け合い「共助」が必要不可欠と考える同社は、マンション内の「自助・共助」の実現に向けた支援と対策を提供している。
 また、同社のマンション向けの防災支援サービス「マンション内被災生活℃タ現プログラム」は、生活者が頭で理解するだけではなく、マンション単位で学び、蓄えて行動する具体性が評価され、2013年度グッドデザイン賞を受賞した。


【新社長】

 三和建装株式会社(東京都西東京市)は、11月28日付で中衆司氏が代表取締役社長に就任した。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2014年1月号掲載)