「硯滴」復活10年目(449号/2月号)
当「硯滴」は復活以来10年目に入る★一月は掲載がなく年11回なので今回でちょうど百回目だ★幸い編集者が危惧した提稿期限や字数だけは守ることができた★内容の評価は読者諸氏に任せるほかないが……硯滴子としては全国紙や多くの地方紙のように一面下コラムを当紙の目玉にと目指してきた★明治時代には東京日日新聞のコラムが「硯滴」を名乗っていたが名前に恥じないようにしたい★硯滴子は何十年も昔ある小さな地方的新聞にかかわっていた★そのコラムは「寸鉄」。「寸鉄人を刺す」というように短いが鋭い警句を目指していたわけだ★筆者ではなかったが痛快な批判に胸を躍らせたものだ★コラムは批判精神が重要だがそれだけでなく、発展方向を示し共に進む建設精神が必要だと思う★皆さまの忌憚ない批判を受け、できるならばひきつづき努力していきたい。
集合住宅管理新聞「アメニティ」449号(2020年2月)掲載