稀勢の里の引退で考える組織での人の進退(438号/2019年3月)
稀勢の里の引退は本当に残念だ★しかし状況を客観的にみれば引退以外にないことは誰しも認めることだろう★ともかくどんな団体、組織でも人の進退はむずかしい★管理組合では自ら役員をやりたいという人はごくごく稀だから進退問題では逆の場面の方が多いが、なかには自分以外にはできないとなかなか引き下がらない人も時々いる★一般的には世界のどこをとっても大きくは国家のトップをはじめ、いろいろな公的団体から趣味の団体のようなごく私的な組織まで、辞めるべき人が辞めるべき時に辞めないケースは数多い★どうするか。これも一般的にいうと周りの人たちがうまく引退の花道を設定してあげることができれば最善だ★できなければどうするか。最後の手段は定款や規約に沿った解任の手続に入るしかない。これも周辺での周到な準備、根回しが必要だが。
集合住宅管理新聞「アメニティ」438号(2019年3月)掲載