役員選出(467号8月)
東芝の株主総会で役員候補のうち二人が否決された。賛成率まで一人一人発表された★昔は株主総会といえば短時間のシャンシャン総会が通例だったが大きく変貌した★しかし考えてみると総会でものごとが決まるという当たり前のことが実質化したにすぎない★役員選任議案は管理組合では一括承認がほとんどだ★しかしこの人だけは辞めさせたいという場合もあり本来は一人一人ごとに信任を問うのが筋だろう★現にわがNPO日住協総会での役員選出は一人ずつ信任を問う形式をとっている★そう言うとマンションではやりたくて役員をやっているわけでもないのに個人審査されるなどトンデモナイという方も多いと思う★その心情は当然だが、一方では理事も公的な仕事だから一定のチェックがあるのも止むを得ないのではないかとも思う。
集合住宅管理新聞「アメニティ」467号(2021年8月)掲載