方荘号字(470号11月)
方荘号字★50年前ごろには説明なしで通用した人生の住宅双六(すごろく)である★方(かた)は下宿。学生などの独身者のほとんどは住宅の一室である下宿に住んだ。今は希少になった★結婚すると木造賃貸住宅○○荘に住む★賃貸アパートは今もあるが皆カタカナ名だ★つぎは抽選に当たれば公営か公共の集合住宅に住めた。ご存じ○号棟○号室である★マンションとの呼び方はまだ普及せず、分譲・賃貸とも集合住宅の呼称が一般的だった★当紙は今でも「集合住宅管理新聞」と小さく表示している★双六の上がりが一戸建だ★合併前の市町村の住居表示は字(あざ)○○○、○○○○番地と番地は4ケタだ★今は一戸建てから都心のマンションへのUターンも増え、様相は変わった★そのなかで経営でなく、住む人の立場で支援に努めたい。
集合住宅管理新聞「アメニティ」470号(2021年11月)掲載