タエコマンションライブ 2013(1月~12月)

昔、マンション下見の際、
主人と寄ったラーメン店に
息子達と行ってきました

 

 

 月日が、経過するのは早いもので、今年も師走を迎えてしまいました。天災で多くの命が失われてしまった年でもありました。私事でも主人との別れがあり、命というものの重さ、人間の絆の大切さを深く感じた一年間でした。自分自身の生き方を見つめ直した一年間でもありました。
 今年で結婚30年の節目の年でした。11月の記念日には、大好きなテーマパークのホテルを予約して、成長した息子達と共に、快気祝いを含めてお祝いが出来たらと思っていました。が、実際は勤務が入っていたので、仕事に夢中になる事で忘れる事にしました。
 そして、記念日の翌日、洗面所の蛇口が壊れました。水が、流れたまま止まらなくなってしまいました。マンションを購入して23年間、主人がパッキンを交換しながら使ってきた蛇口です。業者を呼んで、点検してもらいましたが、「大切に使っていらしたようですが、もう部品がありません」との事で、新しい物と交換になりました。主人との思い出が無くなるようでしたが、記念日の翌日に、何か言いたかったのかも知れません。
 主人との別れから、7カ月が経とうとしていますが、本当にいろいろな方から声を掛けていただきました。訪問してくださった方、お手紙をくださった方、電話やメールをいただいた方、心より感謝しています。私の知らなかった彼のいろいろな顔も教えていただきました。結婚して30年間、近くに居てあたり前で、見ようとしてなかった事が、余りに多かった事に心を痛め反省しております。
 先日、建設中のこのマンションをはじめて二人で訪れた際に立ち寄ったラーメン店へ、二人の息子と行きました。20年余り経つのにあの頃のままの味で、懐かしかったです。豪快にラーメンを食べる息子達の逞しさが心強く、たのもしく感じました。
 「パパが、頑張って買ったマンションだから、大切に大切に、住み続けます! 有難う。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年12月号掲載)
【つづく】

 

忙しい朝のゴミ出しも
身なりを整えて
いつも適度な緊張感を!

 

 

 早朝の外気の冷たさに身も引き締まるような季節になりました。早起きが日毎に辛くなってきます。でも、色鮮やかなセーターを着たり、コートやパーカーを羽織ったり、その日の気分で、お洒落を楽しめる頃となりました。道行く人の服装が気になる今頃です。
 マンションで暮らして25年目余りですが、ゴミ集積場にゴミ出しに行く時、気を抜いた服装で階下へ行くことに抵抗があります。
 玄関を出たら、パブリックな空間なので、起きたままの服装だったり、スウェットの上下で出て行ったりが出来ません。皆様方はどうしているのでしょうか。
 主人が、生きていた頃は、早朝に出勤する彼の役割りでした。バス停へ向かう途中に集積場がありましたから。朝起きると、燃える物、燃えない物、資源ゴミを確認して仕分けしてまとめて持って行ってくれたので、後から出勤する私は、ゆっくり着替えをして、お化粧をする余裕がありました。
 ありがたかったなあと思います。忙しい朝のゴミの仕分けは寒い朝は特に大変だったと思います。マンションを購入してからの習慣だったので、当然のように思っていました。
 そんな訳で、しばらくは大変でした。以前よりは、30分早く起きて息子のお弁当を作る前に、お化粧をして、着替えをして…、日常生活の中でどれだけ主人に負担をかけていたか反省の日々です。
 それでも、膝の抜けた毛玉が付いてそうなスウェットで、バタバタとゴミ出しには行きたくありません。誰にも会わないかも知れないけれど、会うかも知れない。玄関から外へ出て5階から階下へエレベーターで降りる訳ですから何があるか分かりません。そのまま出掛けても恥ずかしくない服装で外へ出るというのが、私の危機管理でしょうか。
 私が、50歳を過ぎたから、強く思うようになったのか、どんな時も、適度な緊張感を持っていたい。その一つが身だしなみです。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年11月号掲載)
【つづく】

 

夢を見るって素晴らしい
東京オリンピックに向けて
まだチャレンジできるはず

 

 

 秋らしくなって来ました。朝晩の冷え込み、高い秋空、肌に感じられる爽やかな風、美味しい食べ物、可憐な秋桜の花、秋に生まれた私にとって秋は、一年中で一番好きな季節です。二人の息子達も秋生まれです。
 さて、東京でのオリンピックが7年後に決まりました。賛否両論あると思います。様々な立場の方々が居るので、当然です。でも、きっと日本にとって、あらゆる面での良い結果を招いてくれる事は間違いないですね。経済効果は勿論、子供達に夢見る事、その夢を実現させるために努力する素晴らしさを教える事が出来ます。一流アスリート達が、世界中から日本に集まって来るのですから、考えただけで嬉しくなります。
 昭和に行われた東京オリンピックの時、私は幼稚園に通っていました。テレビで見ていたであろう、有名なブルーインパルスの開会式の様子は、記憶はありません。が、重量あげの選手がメダルを獲った場面は、なぜか覚えています。そして、幼稚園の運動会で、オリンピックの開会式をそっくり真似した入場行進をしたのを思い出しました。五輪の旗を持った選手の後から、先生方手作りのプラカードを持って行進しました。会場もその年だけ、園庭ではなく外部の陸上競技のグランドを借りて行われました。その時、オリンピック選手になると夢見た園児も居たでしょう。今頃、どうしているのでしょうか。
 あの頃の私は、内気でスタートの号砲で固まってしまうような子供だったので、オリンピックなんて、まったく別の世界の出来事でした。が、自分の子供を持ち、水泳で全国大会に出場するのを応援に行ったりするうちに、まったく遠くの夢でもないなと感じられます。幼い頃から活発で、マンションの階段を友達と、昇ったり降りたりして鬼ごっこを毎日のようにしていた息子達です。度胸もあります。
 今は、まだ夢ですが、7年後に向かって、可能性を信じて、チャレンジは、出来るはず。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年10月号掲載)
【つづく】

 

暑かった夏の疲れが出る頃
やってしまいました!
立体駐車場で失敗!車に傷が!

 

 

 暑い、あつい、熱い夏が続いていましたが、9月を迎えて、秋の気配が感じられるようになりました。窓を開けると朝晩は爽やかな風をうけとる事の出来る頃となりました。しかし、夏の疲れも出る頃です。
 実は、私も大丈夫だと思っていたのですが、疲労が溜まっていたのでしょう。やってしまいました、車に傷を作ってしまいました。
 その日、次男の高校最後の大会だったので某水泳場へ長男と一緒に出掛けました。地下駐車場へ車を停めるのですが、出発が遅くなってしまったので、平面のスペースには停められず、立体駐車スペースへ入れる事になりました。マンションの駐車場にもあるような回転式のものです。車を載せるトレーの両側を鎖で吊るようになっています。停める為には上手くトレーの上に、車の後輪を載せなくてはならず、ルームミラーをサイドミラーで確認しながら、同乗していた長男にも見てもらいながら、何回か切り返しながら慎重にはなっていたのですが、一瞬集中力が続かなくなってしまったのでしょうか、アクセルを強く踏んでしまい途端にガリガリと音がしました。あわてて降りてみると後輪がトレーには納まらずふちの部分に乗り上げてしまい、後部扉には鎖が食い込んでしまっています。
 しばらく呆然としてしまいましたが、自力で出せば、車体の傷を増やすことになるので、ロードサービスに連絡すると共に、施設側にも知らせました。
 そして何人もの方々がどうすればこれ以上傷付けずに出せるのか考えてくださいました。鎖と車体の間に、ダンボールを持ってきて入れてくれる人、作業中、通過する車の誘導をしてくれた人、感謝です。最終的には、ロードサービスの優秀なお兄様が、本当に上手い事、傷を増やすことなく救い出してくださいました。
 日頃、立体駐車場をご利用の方、慣れているかと思いますが、気をつけてくださいね。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年9月号掲載)
【つづく】

 

今年の夏は猫のために
クーラーをフル回転

 

 夏を制する者は、受験をも制す、と言いますが、我が家の息子は、そんなど真ん中の受験生となりました。夏休みの受験勉強は暑さとの戦いになりますが、夏バテする事なく頑張ってほしいと思います。
 この度、受験生となったのは、次男なのですが、大好きな水泳を思いきりやる為に、私立の中高一貫校で、高校受験を経験する事なく、ほぼ一年中泳いでおりました。その為か塩素消毒のおかげか、狭いマンションの勉強部屋も汗臭くて困るという事もなく爽やかに過ごしています。野球部、サッカー部だと本当に汗臭いのだと聞いております。
 そんな訳で、大学受験で晴れて受験生となったので、親の私も本人も、どうして良いのか、受験生の生活は、どうあるべきなのか、皆目見当もつかず困っています。
 先日、水泳選手生活最後となる県総体に出場し、悔いの残る事なく水泳部は引退し、勉強一色の受験生となりました。帰宅時間も、2時間~3時間は、早くなったので、その分、勉強に励んでくれるものと思っているのですが、どうして良いのか本人もわからないのか、リビングで腹ごしらえをしながら猫をからかってみたりしているので促すと勉強部屋へは行きます。でも、ベッドの上で大の字で寝ていたりするのです。大丈夫ですか?
 思えば、主人も私も長男も、大学は推薦入学だったので、受験勉強のきちんとした経験はなく、センター試験を受験して、大学へ進学しようとする次男に良きアドバイスを与えられる家族は居ないのです。なので、どんな勉強の仕方をしていても、こんなものなのかなと思うのですが、違いますよねきっと?
 生前、主人はあいつは大丈夫、やる時はしっかりやって結果を出せるタイプだから、見守ってろ、余計な事を言うなと言っておりましたが、根拠はないんです。
 我がマンション、優秀な頭脳の子供さん達が多くてあやかりたいと思います。頼みます。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年8月号掲載)
【つづく】

 

次男は受験生
この夏が勝負
見守るだけでいいのか

 

 

 夏を制する者は、受験をも制す、と言いますが、我が家の息子は、そんなど真ん中の受験生となりました。夏休みの受験勉強は暑さとの戦いになりますが、夏バテする事なく頑張ってほしいと思います。
 この度、受験生となったのは、次男なのですが、大好きな水泳を思いきりやる為に、私立の中高一貫校で、高校受験を経験する事なく、ほぼ一年中泳いでおりました。その為か塩素消毒のおかげか、狭いマンションの勉強部屋も汗臭くて困るという事もなく爽やかに過ごしています。野球部、サッカー部だと本当に汗臭いのだと聞いております。
 そんな訳で、大学受験で晴れて受験生となったので、親の私も本人も、どうして良いのか、受験生の生活は、どうあるべきなのか、皆目見当もつかず困っています。
 先日、水泳選手生活最後となる県総体に出場し、悔いの残る事なく水泳部は引退し、勉強一色の受験生となりました。帰宅時間も、2時間~3時間は、早くなったので、その分、勉強に励んでくれるものと思っているのですが、どうして良いのか本人もわからないのか、リビングで腹ごしらえをしながら猫をからかってみたりしているので促すと勉強部屋へは行きます。でも、ベッドの上で大の字で寝ていたりするのです。大丈夫ですか?
 思えば、主人も私も長男も、大学は推薦入学だったので、受験勉強のきちんとした経験はなく、センター試験を受験して、大学へ進学しようとする次男に良きアドバイスを与えられる家族は居ないのです。なので、どんな勉強の仕方をしていても、こんなものなのかなと思うのですが、違いますよねきっと?
 生前、主人はあいつは大丈夫、やる時はしっかりやって結果を出せるタイプだから、見守ってろ、余計な事を言うなと言っておりましたが、根拠はないんです。
 我がマンション、優秀な頭脳の子供さん達が多くてあやかりたいと思います。頼みます。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年7月号掲載)
【つづく】

 

私の夫、子供達のパパは
スーパーマンのように
最期までかっこ良かった

 

 

 今年もまた、梅雨の時期を迎えました。全国的に早いようですね。気分的にすっきりしない日々が続きますが、農作物の成長のためには必要な事です。カラフルな雨具にするなどの工夫をして明るく元気に乗り切りましょう。
 さて、今回は悲しいお知らせをしなくてはなりません。この〝マンション物語〟を毎回一番最初に目を通し、駄目出しをしたり、誉めてくれたりして応援してくれていた私の主人、私の子供達のパパが、癌との闘いに破れ永眠しました。とても残念な事ですが、しっかり受け止めて歩んでいくためには、報告させていただき、パパは最後まで頑張ったと皆様にお伝えしたいと思います。
 その知らせは、ある日突然でした。胃の不調で検査したら、小さな癌があるらしい事が分かり、検査を繰り返し、手術をしました。胃の全摘手術でしたが、経過はとても良く、食欲も復活し、会社へも行っていました。体力つけないと治らないからと、最寄駅までの道を30分かけて自転車で通っておりました。発病してからも、発病前と同様、パパはいつも元気に、家族のために頑張るスーパーマンのままでした。抗がん剤治療が始まっても、副作用に負ける事なく、外出許可を取って会社へ通っていました。
 今、思えばきつい時もあったのでしょうが、帰宅したパパは、大変な仕事がひとつ片付いたよ、良かったと嬉しそうに笑っていました。
 転移が告げられた日も、命に期限が出来てしまった時も、負けないよ、子供達と生きていたいと正面を見てしっかりと言いました。だから、パパはスーパーマンだから治るよ、絶対と思っていました。老後の展望までしっかり出来ていましたから。
 でも、パパは逝ってしまいました。その日の昼も腹筋つけなくてはと言っていました。そして、苦しい顔を見せたのはほんの少しだけで、とてもかっこ良く、旅立ちました。
 大好きなパパ。ゆっくり休んでね。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年6月号掲載)
【つづく】

 

今話題の本と映画から
言葉を大切にするには
やはり紙の辞書だと思う

 

 

 桜の花の潔く散る様を美しいと感じ、日本人として生まれた事を喜んだのもつかの間、今年の桜は早くて、入学式の頃には散ってしまった所が多かったようですが、もう、5月です。新入学、新社会人の皆様は、一生懸命頑張っている事と思います。夢を叶えるのは、簡単な事ではありません。でも、いくつになっても夢を持ち続けたいと考えているこの頃です。隠居の年齢ですが。
 さて、映画でも上映されていますが、辞書を編集する話しをテーマにした作品、読みましたか? 私は、映画も、本も両方制覇しました。多くの方に読んでいただきたい、特に電子辞書世代の皆様に。言葉を一つ一つ大切にするには、紙の辞書を使うべきなんだなと反省させられる作品でした。そして、マンション住まいの手狭さから、少しでも広いスペースで暮らしたいがために、本棚の整理をし、子供達には、電子辞書があるからと、私が学生時代から使用していた辞書を処分してまった自分に、腹が立ってしまいました。編集者の皆様が、人生を掛けた物に対して申し訳なかったです。
 もちろん電子辞書には、電子辞書の良い面もあります。急ぎの作業の時、あのコンパクトなボディの中に、あらゆるジャンルの情報が詰まっているのですから、おおいに活用して良いと思います。私は、医学の分野で役立てています。薬の名前から何に効くのか、副作用はあるのか等調べる事が出来ます。医学事典は高価ですから、必ず家庭には必要ないと思いますが、情報は欲しいのです。
 でも広辞苑のような辞書は、一冊手元にあった方が、素敵です。本を読んでいる時、新聞を読んでいる時、急に思い立った時、言葉と遊んでみるのも良い事だなぁと実感しています。高三の息子は、時間がもったいないと電子辞書片手に受験勉強をしています。が、いろいろな事で、心も体も疲れた時、〝言葉〟で遊ぶ余裕を持ちたいと思っています。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年5月号掲載)
【つづく】

 

子供達も成長したので
これからは余り干渉せず
私は通信教育を始めよう

 

 

 今年は、冬の寒さが厳しかったので、桜の開花が遅いのではと思っていましたが、暖かくなったなと感じた途端に満開になりました。4月には、遅咲きの桜が新人達の門出を祝福してくれています。それぞれが桜に負けない美しい花を咲かせてくれる事を祈ります。
 さて、我が家の2人の息子達は、それぞれ高校と大学の最高学年を迎えました。兄は社会人になるための就職活動をし、弟は志望大学へ入るために受験勉強を頑張らなくてはなりません。月日が流れるのは早いですね。オモチャの取り合いをしていた2人が、まじめな顔で進路の話しをしているのを見ると眩しく、逞しく感じます。
 子供達は、成長したといってもまだまだ、未熟な部分もある訳で、言っている事や、やっている事に一言、言ってやりたいなと思う部分ばかりなのです。誰もが、そうだとは思いますが、親として経験してきた事は伝えてやりたいという気持ちと思うようにやらせてみたいという気持ちとのせめぎ合いなのです。失敗させたくないという気持ちと失敗するのも大切な事、立ち上がる時に見守り、少しだけ助けてやるのが、親の役目かなと考えています。
 このマンションで同じように育った子供達が就職したり、子供を連れて帰って来ている様子を見ると我が家の息子達も、成るように成るのだろうなと思い、心配する必要はないとも思うのです。
 そこで、子供達の将来を心配すると落ち着かなくなるし、ついつい言葉に出してしまえば嫌がられるばかりなので、気持ちをどこかへそらせば、余計な事を言わずにすむしなと思ったので、スキルアップも兼ねて、通信教育を始める事にしました。次男も大学受験のために勉強しているのですから、私も隣で勉強するのが一番という訳です。
 来年の春、桜の花が満開になるのは、兄か弟か、母親の私か、全員か、さて。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年4月号掲載)
【つづく】

 

闘病中の夫や家族が
前向きになれるよう
猫を飼いました

 

 

 梅の香が風に乗ってきます。春ですね。今年の寒さは厳しくて、暖かくなるのが待ち遠しかったです。誰の元にも素敵な希望に満ちた春が来るように願うこの頃です。
 さて、我が家の主人ですが、昨年末の発病後より、手術入院、退院、再び入院と繰り返しております。治療は、今年一杯続くようですが、本人も、家族も明るく前向きに向き合って行こうねと意志統一をしています。それでも、闘病が長くなると、落ち込んだり、いらいらしたり、支える家族もどうしたら良いか見えなくなる事もあるのです。
 そこで考えた結果、我がマンションはペット飼育禁止になっているのは理解しており、飼っている世帯が多く、頭を悩ませていたのは事実ですが、あえて猫を飼う事にしました。他の世帯に迷惑を掛けずに飼えるのは猫が一番と思ったのです。
 主人と支える家族の間に猫の存在があるだけで、どれだけ慰められるか実感しています。一日、家で療養中の主人は、仕事や学校で私や息子が居ない時は一人で病気に向き合わなければならず、落ち込む事もあるでしょう。そんな時、猫の世話をしたり、遊んでやる中で、無邪気な姿に心が癒されるし、世話をしなければというだけで、身体に元気が出ているのを感じます。実に楽しそうに生き生きと猫と過ごしていますから。私は猫より犬が好きだったのですが、犬は散歩のため外へ出す必要があり、隣近所に迷惑がかかります。闘病中の主人に散歩は無理という事もありましたが、猫をマンションで飼うのは思ったより無理のない事でした。2階建ての檻をリビングに置いて、基本、その中で飼い、時々外へ出して遊んでやれば良いのですから。
 ペットセラピーという言葉がありますが、犬、猫等の動物と触れ合う事で、あらゆる病の治療効果があると言われているそうです。今回は、それでルール違反許してください。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年3月号掲載)
【つづく】

 

面倒くさがり屋の私でも
「10年日記」を2冊完成
私の大切な宝物です

 

 

 

 今年の寒さは厳しくて、温暖だと言われている我がマンションのあるこの辺りでも1月中に2回も大雪が降りました。今まで通勤のために車のタイヤをスタッドレスにしようとは考えませんでしたが、今年は履かせてしまいました。これで安心です。
 さて、今年も1カ月過ぎてしまったのですが、今年こそ日記ををつけようと決心する方もいたのではと思います。年末年始には、いろんな種類の日記帳が書店や文具店の店頭に並びます。キャラクターの可愛い物、料理や占いとセットになった企画物いろいろあって悩んでしまいます。
 そんな中で、私のお薦めは、「10年日記」です。10年分の同月同日を1ページで振り返ることが出来るのです。
 私は、この10年日記を2冊完成させました。マンションを購入し、長男が生まれた21年前に1冊目の10年日記を購入しました。初めの1年間は、1日の分が5行程度なので、育児に追われた忙しい中でも負担なく記入することが出来ました。ミルクをたくさん飲んだ、風邪をひいた。立った、歩いた、等の小さな変化を眠い目をこすりながら記入しました。
 そして、10年日記の良さを実感出来るのは、2年目以降からです。前の年の同じ日に、何をしていたか?どんなだったか?分かるので子供の成長をかみしめることが出来ます。そして、毎年、同じ頃に体調を崩したり、熱を出したりするんだなと分かり、長男、次男とも違うので、予防も出来るし、成長してからは注意するように伝えられます。
 私は、あまりまめでもなく、面倒くさがり屋ですから、10年日記の2冊も読みにくい雑な字でぐちゃぐちゃに書いてあるのですが財産です。10年目は、9年間が分かるので、楽しいです。子供達の成長と共に自分自身の進歩のなさも実感してしまいますが、我が家の歴史となっています。私は、今年からは5年日記にしましたが、初めてみてはいかが?

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年2月号掲載)
【つづく】

 

退院して我が家で新年を
迎えることができた主人
今年は食生活を改善!

 

 

 明けましておめでとうございます。新しい年が皆様にとって素晴らしい一年になる事をお祈り致します。
 昨年は師走に衆院選挙が行われ、年末に政権交代となり、これからの日本は、我々の生活はどうなるのだろうか、期待して良いのだろうか、夢を持てるのだろか、連日、テレビニュースに釘付けでした。が、とりあえず我々国民は、基本的には自分の身は自分で守らなければ駄目だなという事が、分かった気がしたのは、私だけでしょうか。
 さて、入院、手術となっていた私の主人も年末には退院し、自宅療養中です。食生活の改善が必要なため、日々、戦いです。そもそも食生活が原因で病気になったようなものなので、習慣になっている食生活を見直すのは大変です。元気な時は、注意する私に食べたい物を食べて何が悪いと言って、私の言う事を無視していたのに、今となっては、全て私の言う事を聞き、治すために努力しなければ、駄目なのですから不満な事もあるのでしょう。日々、私との間に不穏な空気が流れたりもするのです。
 そもそも私が健康のためダイエットに努力している時、体に良い食事、食生活を心掛けていた時、一緒に頑張るどころか、自分はよいと、塩辛い物、油っこい物を食べまくっていたのですから、反省してほしいのです。
 私だって、病気で辛い思いをしている主人に優しくしてあげたいと思いますが、自分の体は、自分で守ってほしいので、仕事へ行かなければならない私に代わって、自ら食事を作って食べられるように自立をしてほしいと思うのです。
 ご近所には、健康のために休みの日には、ウォーキングをしたり、ご自分で料理をして医食同源を実践している方もいるのに、主人は自分に甘いのか、僕は充分健康に気を使っていると言っていたように思います。今年は反省の一年としてもらいましょう。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2013年1月号掲載)
【つづく】