姉がコロナうつ 2020-6
姉がコロナうつ状態
早く回復して、笑顔で
会える日を願うばかり
そろそろ梅雨の季節となりますが、今年はそれよりもコロナの行方が気になります。全ての皆様に御見舞い申し上げます。さまざまな立場の方々が居て、それぞれの場面で苦労されていると思います。あの時は、本当に大変だったねと笑い合える日まで頑張りましょう。
さて、私には二人の姉が居るのですが、最近は自粛で実家の長姉に会いに行くのも無理なので、SNSでのやり取りで近況を報告し合っています。飼っている猫の写真を送ってみたり、作ってみたら美味しかった料理を教え合ったり、それぞれの息子の自慢をしたりしています。そんな中、次姉の投稿が無くなって来たので、どうしたかなぁと思っていました。
コロナうつだと、どうもうつらしいと本人より伝えて来ました。仕事は、在宅でしているので外出はしていないようですが、見えない敵が恐ろしくて宅配のダンボールも触れず空けられないと訴えて来ました。始めのうちは気分転換に、外の空気を人混みを避けて吸いに行くと気分転換になると伝えると出掛けてみたとは言っていました。自分で前髪を切ってみたらすっきりしたとも連絡して来ました。
そんな中、私自身は介護施設勤務なので、常に利用者様とは密着状態な訳で、日々感染の恐怖と戦っているのです。スタッフ間では、リモートワークしたいよねと冗談を言ったりしないとやってられません。ナースコールでの指示だけで動いてもらいたいと思ったりします。が、外出も面会も制限されている利用者様のストレスも極限に達して来ています。そんな時、私たちの笑顔と温かい介護が必要となります。施設に持ち込まないような仕事以外の外出は制限して頑張らなければと思っています。
その後、次姉は心療内科へ行き薬をもらって来たようです。何とか気分転換をして回復してもらいたいです。私は、施設の利用者様たちに何か喜んでもらう為にレクレーションを考えたり、笑顔を想像するのが楽しみかな。
(集合住宅管理新聞「アメニティ」2020年6月号掲載)
【つづく】