私への振込みが亡夫の口座に… 2020-9

思いがけない出来事に遭遇
私宛の振込が亡夫の口座に
相続となり手続きが必要に

 

 

 暑い日が続いていますが、朝晩の空気に秋の気配を感じるようになって来ました。昨年の台風の時、壊れた窓のアルミ格子が漸く修理される予定になりました。今回のコロナもそうですが、自分一人の努力だけでは、どうにもならない事にいつまで我慢すれば解決するのか分らない事って起こります。
 生きていると予想のつかない思いがけない出来事に遭遇するんですね。覚悟していないと潰されてしまいます。そんな中、何で今頃という事がありました。
 八年前に主人が他界し、昨年は長男が結婚しました。そんな訳で次男との二人暮らしになったので、食材の宅配を止めました。そこで出資金を返金する手続きをして、銀行口座に振り込まれるのを待っていました。長男が生まれた頃から加入していた生協なのでまあまあの額になっていました。一カ月待っても振り込まれず、二カ月が経ちました。こんな時期なので、解約者が多くて遅れているのかなと思いましたが、問い合わせました。
 すると、一カ月前に振り込んであるとのこと。いったい、私の出資金はどこへ行ってしまったのでしょう。担当者へ調査を依頼、登録していた銀行口座が思っていたとのとは違うことが判明しました。捜しに捜して、古い通帳を発見したのですが、それでもありませんでした。
 そこで考えられるのは、主人名義の口座です。亡くなった時に、凍結している筈ですが、見逃してしまったのでしょうか。銀行に問い合わせました。必要な情報を提供して調べてもらいました。間違い無く主人の口座に振り込まれてしまったようです。見つかって良かったです。八年目にして知った事実です。
 それは私のお金ですが、主人の口座に入ってしまったので、相続になるそうです。幸い金額が多くはないので、息子達の相続放棄の書類は必要なく、簡易な手続きで解決したので良かったです。コロナでお墓参り出来てないので、主人のメッセージだったかな。
(集合住宅管理新聞「アメニティ」2020年9月号掲載)
【つづく】