久し振りに幼なじみと会った 2024-10
彼女に押され学級委員に立候補
消極的だった私に転機をくれた
10月になって秋だなと漸く感じることが出来ています。9月も終わりだよと言う頃、まだまだ残暑で、外出は辛いなと思いつつも外せない用件で頑張った日の夕方の帰り道、肌に当たる風が、冷たかったのに夏の終わりを知りました。やっと終わったなを実感しました。
早朝の出勤の日、マンションの外階段を降りる時の朝の風も冷たくなって来ました。急な変化に体力が追いつかず、体調を崩しそうになります。しっかり食事を摂りましょう。
さて、先日、久し振りに幼馴染に会いました。彼女とは、幼稚園の頃からの知り合いです。と言っても本人達の記憶は、ほとんど無く、母親から聞いたものだったりするのです。
しっかりとした記憶として残っているのは小学校6年生の頃からで、優等生だった彼女は当時、消極的で成績も良く無かった私の憧れでした。ある日、何を思ったか、そんな私に一緒に学級委員をやろうと誘って来たのです。難しい事に挑戦しないと成長出来ないよ、と言うのが理由でした。今、考えると大人の考え方ですよね。でも私は、熱意に押されて立候補してしまったのです。そして、落選もせず当選し、これが私の転機になりました。
学級委員は、成績が良くないと恥ずかしいと思ったので必死に勉強する様になりました。全く解ってなかった算数、国語、理科などの勉強が少しずつ理解出来ると楽しくなって来たのです。この先も、一緒のクラスにならなかったり、別の部活だったりしても彼女に導かれた挑戦する気持ちは続き、同じ高校に合格した時は、嬉しかったのを覚えています。 それから、50年間、就職、結婚、出産等を経て、お互いの良い人生も辛い人生の時も、常に寄り添っていた訳ではありませんが、こんな時、彼女ならどう考え、どう行動するのかなと考えると答えが出たりしたのです。
久し振りに会って、お互い歳を重ねましたが、何を話しても受けとめ合えるそんな関係が続いているのが感動で、感謝でした。
集合住宅管理新聞「アメニティ」2024年10月号掲載