今年の暑さには参りましたね

休日に出かける気力をなくし
インターネットでわくわくした気持ちに

 今年の夏の暑さは、桁外れでした。9月を迎えてほんの僅かでも、和らいでくれたらと思います。が、昨日、バルコニーの掃除をしようと外に出た時、排水口の側にアブラゼミの亡骸を発見し、夏が終わったなと少し寂しい気持ちになりました。  
 さて、まだまだ残暑は続くのでしょうが、夏の暑さをどう乗り切ろうかと考えていました。仕事が休みの日には、若い頃から特に欲しい物が無くても、書店、文房具店、洋服屋等へ足を運んでは、今はこのような物が流行しているのだなと新しい発見をしては、知識として蓄えるという行動をしていました。が、今年のこの暑さの中、介護福祉士という仕事柄、連日の肉体労働で施設内はクーラーは効いてますが、流れる様な汗で働いています。水分を摂っても摂っても足りません。  
 そんな状態なので、せっかくの休みの日の朝、今日は何をして過ごそうか、明日からの仕事の活力として、何か蓄えようかと思っても、なんとなく頭が重い、身体が重い、気力が湧かないのです。こんなのは初めてでした。バルコニー側の窓から外を眺めると日射しの強さに負けそうになります。ペアガラス工事をしたので熱気は、以前程では無くなりましたが、トリプルガラスにしたら涼しくなるかなと考えたりしてしまいます。  
 そこで、夏の暑さを乗り切るのではなく、やり過ごす事にしました。この暑過ぎる夏はいつか終わります。何かやらなきゃと思うのではなく、今、出来ることをしょうと考えました。新しい発見は、インターネットでも出来ます。自分の足で歩いて探す方が好きですが、涼しくなったらにします。何処へ行こうか、予定を立てておきました。そうするとわくわくした気持ちに変わります。  
 秋は、来てますね、夏の終わりを告げるセミ達の鳴き声、降るような鳴き声は嫌いではありませんが、夜更けに聞こえるコオロギやキリギリスの鳴き声が、やっぱり好きです。

集合住宅管理新聞「アメニティ」2024年9月号掲載