タエコマンションライブ 2019(1月~12月)

町内会の防災訓練に参加
訓練に参加する高齢者達
元気に地域を支えている

                   

 

 日毎に寒くてコートの必要な季節になったなと思ったら師走ですね。一年が経つのは早いです。全国各地で、災害の多い一年でした。まだまだ復旧には遠い生活をしている方々が多い事でしょう。来たるべき年が明るいものであることをお祈りします。

 さて、そんな師走が迫る休日に、地元町内会の防災訓練が行われました。私は今年、マンションの防災担当役員になっているので積極的に参加させていただきました。当日は、小春日和の汗ばむ程の陽気でした。屋外の訓練も用意されていたので、天候には恵まれました。徒歩で町内会館の広場に着いた頃には上着は必要なく、帽子を忘れた事を後悔していました。 私が、会場に入った頃には、市の消防署の方による訓練は始っており、受け付けを終わってまずは、火災現場での煙に対応する為のものでした。煙を流し込んだテントの中を口を塞ぎ、体を低くして通過するのですが、僅か2メートル程の距離なのに視界は遮られ息も出来ない状態の為、軽いパニックのような状況となりました。落ち着いて行動出来るかいざという時が心配です。
 次は、起震車の体験です。並んで待っている方を見ると高齢者の方ばかり、マグネチュード9で揺られて大丈夫だろうかと心配になってしまいます。階段を上って乗り込む足元も不安です。心臓止っても専門家居るから大丈夫だよ!とご本人達から冗談が出る程。

 消火訓練も、実際に消火器を持って放水するのですが、腰は大丈夫なのかと心配になってしまいましたが、〝火事だぁ!〟と叫ぶ声はまだまだお元気でした。
 最後に、AEDの使い方を学びました。心臓マッサージの実技をしたのですが、これもまた、やってる最中に具合悪くなりませんかと思う程ハードでしたが、80歳超える方も頑張りました。高齢社会、地域を支えているのは、こんな方々です。年金値上げ頼みます。
(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年12月号掲載)
【つづく】 

台風19号に備えて
窓ガラスに養生テープ
訓練にもなりました

 今年も残すところあと二カ月です。健康に一年間過ごせる事、仕事を一日も休まないで働ける事に感謝しなくてはと思います。特に今年は、台風の被害が深刻なのであたり前の毎日の生活がいかに大切なのかと実感させられています。そして、いまだ台風被害から日常を取り戻せていない方々に心よりお見舞い申し上げたいと思います。

                

 台風15号で割れた窓ガラスの修理は、まだ出来ていません。我が家より深刻な被害の地域があるのですから、ビニールシートとダンボールでしのいでいます。でも、そんな状況での19号の到来は、本当に怖かったです。風も雨も強くなるとの予報だった為、あの時の風圧から考えるとかなりの備えが必要だと考えました。深夜には通過するという予報だったので、仕事が終わると大急ぎで帰宅すると、バルコニーにある物を全て、物干し竿まで家の中に入れました。飛ばされて他の家に迷惑をかける心配もあるからです。窓ガラスには全て、帰宅した息子と養生テープを貼って備えました。縦横斜めと万一割れても飛び散らないようにしました。その他にも停電した時の為に、電池、水、食料を品薄になっていた量販店を手分けしてまわり、一週間程度はしのげる様に準備しました。
 そして、深夜に強くなった風の音を聞いた頃には、休みなく動き回った疲れと恐怖で息子と二人でぐったりしていました。それでも空腹では何も出来ないので、レトルト食品で夕食を済ませて、15号の時の様にもっともっと強くなった風の音で眠れなくなると思い、布団に入り目を閉じました。
 ところが、体力を消耗していたのでしょう。いつの間にか眠っていて気が付いたら台風一過、窓から強い光が射していました。我が家に関しては備えは訓練になりました。
 その夜、千曲川の決壊で叔母が被災したと知りました。拡大する被害の中、今、私に何が出来るだろうかと日々考えています。
(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年11月号掲載)  【つづく】 

台風15号の影響で我が家は
窓が割れ、三日間停電しました
まだ復旧していない地域の方々の事を思うと心を痛めます

 

               

 秋も深まり、すっきりとした空の高さが、爽やかな頃となりました。空一面のうろこ雲を見ると、秋生まれの私は頑張ろうと前向きな気分になれるのです。大好きな季節です。

 さて、私の住む地方ではこの度の台風15号の影響で大きな被害を受けました。我が家にも「災害救助法適用地域の皆様へ」という郵便物が届いています。主にクレジット会社が返済の面での相談に応じましょうというものでした。しかし、我が家は三日間と半日程度の停電と外廊下側の窓が、メーターボックスの扉が風で煽られ開いてしまい一晩中叩きつけたのが原因で割れてしまった位で、四日目には日常生活が戻って来たので一ヵ月経過した現在でも復旧しない地域がある事に日々心を痛めております。

 あの強風が吹いていた一夜は、本当に恐ろしかったです。我がマンションは、風の通り道に建っているのかと思うほど、玄関側の風圧が凄まじく、窓に叩きつけているメーターボックスの扉を閉めに外へ出たいけれど、玄関扉は体当たりして押してもまったく開きません。仮に開いたとしても風に叩きつけられて大怪我していたでしょう。窓は割れましたが、誰も怪我はしなかったので良かったと思います。後で聞いた話では、私の住む5階が一番被害が大きかったようです。玄関橫の柵が階下へ落ちてしまったり、バルコニーの隣家との仕切りが壊れてしまった所が多数あるようです。避難通路のために壊れやすくなっているとはいえ、初めての出来事です。

 三日間の停電は、残暑の厳しい中、本当に大変でした。電気が無いと、蒸風呂のようになってしまいます。マンションは昼間でも薄暗いので、読書をするのもしんどかったです。夜は、ろうそくの灯で食事をするのはキャンプのようでしたが、ガスは使えましたが暗い中での料理は不便でした。風呂のガスは使えなかったので水風呂でした。さっぱりしません。
 まだ復旧していない地域の方々の事を思うとたった三日間で音を上げた事が恥ずかしいです。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年10月号掲載)
【つづく】 

スポーツクラブに通って3年目
腰痛も概ね克服しました
汗を流しストレスも解消!

                                       

 

 朝晩が、涼しく過ごしやすくなって来ました。トンボが飛んでいるのを見つけると秋がそこまで来たなと感じます。子供達の夏休みも終わりましたね。宿題の心配をしなくなって大分経ちますが、息子達と悩んだ自由研究が懐かしいなと思います。
 さて、健康維持とストレス解消の為に通い始めたスポーツクラブですが、3年目に突入しました。一番感じるのは、マンションの外階段を昇っても息が上がらないし、膝が痛くならなくなりました。老化は、先ず足腰からだそうなので成果は出たのでしょうか。
 そして、さらに実感するのは、肉体労働者で夜勤も月5回前後は入っているのですが、勤務時間終了間際まで頑張りが効くようになりました。足が上がっていなくてきちんと歩いている筈なのに躓いて転びそうになるのが、多かったのですが、それがほとんど無くなりました。おまけに、職業病であると言われている腰痛も、概ね克服しました。オーバーワーク気味で腰にかなり負担があって、今回はやばいかな?と思う時も、スポーツクラブで筋トレして、ヨガのプログラムに参加するとすっきりしているのです。必要な筋肉がついて、自前のコルセットで腰が守られているのかなと感じています。
 しかし、一番の問題がストレスです。通い始めたきっかけは、こちらの方が大きいかもと思います。人生、還暦過ぎると様々な場面での人間関係が大切だったり、重荷だったりするものです。職場では、ベテランとしての役割を求められる。若い頃からの人間関係は節目毎に助けられた思い出と共にあるので、大切にして行きたいと思いつつ自分からは何も出来ないのが悩みだったりするのです。
 そんな訳で、スポーツクラブにいる時は自分だけを見つめると決めています。周りの事を気にする事なく目指すのは何かだけを考えて汗を流してすっきりした気持ちになり、体型もすっきりして明日に備えます。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年9月号掲載)
【つづく】 

役員になり町内会の会議に参加
高齢者幹部の議事進行に感動
イベントのじゃが芋掘りも好評!

                   

                   

 今年の梅雨は長くて、洗濯物は乾かないし、雨続きで肌寒い日も多くて夏は来るのかなと心配になってしまいました。でも、子供達が夏休みになった頃より夏らしくなって来ました。久し振りに安心して洗濯物を外に干して、お日様の香りを味わいました。
 さて、そんな梅雨の最中に地元の夏祭りが行われました。間際まで空模様が気になりましたが、見事に前日準備と当日は丁度良い天気になりました。子供神輿は、昨年程の暑さではなかったので全行程を巡行する事が出来ました。子供達の元気な「ワッショイ」の掛け声が梅雨の晴れ間の空に響き渡っていました。その後の、じゃが芋掘りのイベントも泥だらけになりながら子供達は、「こんなに大きいョ!」「たくさん掘るよ!」と歓声を上げながら、渡された袋が破れそうになるまで掘っていました。採れたてのじゃが芋は、水分が多く重いのに、子供達は引きずるようにして家へ持ち帰りました。皆、泥だらけだったけれど、お母さん達喜んでくれたでしょうね。良い想い出になったことでしょう。
 今年度は、マンションの役員となり地元の町会の会議や行事にも参加している訳ですが、その事で、いくつかわかりました。
 そのひとつは、シルバーパワーの素晴らしさです。町内の幹部は、70代80代の高齢の方が中心となっているのですが、現役の頃を彷彿とさせるような議事進行ぶりには感動させれられました。古い固定観念に執着する事無く新しい考え方も出来る柔軟さもあり、若手と言える私はついて行きますと思いました。
 それから、マンションの住民は地元町会への参加には無関心なのかと思っていたのですが、私が知らなかっただけで、役員外の方も多くの協力者がいらっしゃいました。今年だけの役員だからと頑張って働かせてもらっている私にも、いろんな方が声を掛けて下さいました。地元の町内会等の地域との関わりは大切なんだなと改めて感じました。
(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年8月号掲載)
【つづく】 

地域の子供達の為にも
大人達が夏祭りの準備
私も役員として参加

 

 令和という新しい元号にも慣れてきました。仕事で書類を作成する時、Rと書き込むのも自然に出来るようになりました。今年も早いもので半分が過ぎました。そして、暑さ厳しい夏を迎えました。しっかり食べて、睡眠も充分取って、元気に夏を乗り越えましょう。

                  

 今年度は、マンションの役員をやらせていただいているので、毎年行われている地元の町内会の夏祭りにも参加します。恒例の子供神輿も手伝います。我が家の息子達が小学生の頃は、子供会も全盛期だったので二基の神輿で町内を練り歩いたものです。息子達は午前中の御神輿、夕方より行われるゲーム大会、盆踊り、日用品が当たる大抽選会を楽しみにしていました。その後、子供達の成長と共に参加する人数も減って行き、我がマンションの子供会は、地元の町内に参加する事が無くなって行きました。
 息子達の通う小学校は、ミニバスケットが盛んで道内でも強いチームでした。低学年から参加出来ますが、高学年になると中心選手になり地元のお祭りに参加するよりも練習に参加するのが優先となっていました。
 我が家の息子達は、ミニバスケットには参加していませんでしたが、ベビースイミングから通っていたスイミングクラブの選手コースに入っていたので、高学年になると大会に参加する機会が増えて行き、大好きだった夏祭りは、水泳の大会の多い時期だったため参加出来なくなっていったのです。
 そんな事情は、現在も続いており、お祭りに参加するのは、低学年が中心で、昨年は暑さが厳しく全行程を練り歩くのは困難となり、途中で中断したそうです。スポーツクラブや学習塾の夏期講習で忙しい子供達ですが、地元の夏祭りに是非参加して欲しいなと、役員になったからではありませんが、思います。
 地域の大人達が、地域の住民、子供達のために準備して盛り上げようとしています。このような繋がりは、未来のために大切な事と感じます。
(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年7月号掲載)
【つづく】 

小学校では運動会の時期
会社は昇給の時期でした
還暦迎えた私は昇給なし…

 梅雨の頃かと思ったのですが、猛暑が続いています。近頃はこの時期に運動会を行う小学校も多いようで、マンションの近くの学校でも雨の中止よりも熱中症の心配がされる中、連日、子供達のが聞こえて来ます。我が家の息子達の時の事を思い出して、何だかわくわくしてしまいます。

                       

 さて、私、昨年還暦を迎えました。同い歳の友人達の中には、60歳が定年で退職したので再就職先を探しているという方もある中、私の勤める会社は、65歳定年制の為、教育費など出るものが無くなった今、頑張って働いて蓄えを増やそうと思っています。まだまだ体力もあるし、息子や娘のような歳のスタッフに負けてない自信はあるのです。と言うか、事実負けてません。若いスタッフが、病欠する中、私は病欠ゼロです。その代理で残業したり、勤務変更に応じたり丈夫な身体に育ててくれた親に感謝です。健康は、何とも換えられない財産だと思います。
 そんな訳で、元号が令和になり、ますます張り切って働こうと思っていた年度初めの給料日ですがさてさて昇給は、どれだけかなと楽しみにしていました。一昨年からスマホへ明細が送られるようになったので、パスワードを入れ開けてみると、あれ増えてない、何かの間違いかなと思いました。他のスタッフに聞くと皆、当然増えていたとの返事。私だけ昇給してない事が判明しました。何か悪い事したかな。そんな訳ありません。無遅刻無欠勤、利用者様の評判も悪くないはずです。
 なぜなら、60歳以上は昇給はしないとの社内規定だったのです。事前に誰も教えてくれませんでした。定年までの5年間は、今まで通りの待遇で働けると思っていたので、その日一日は、モチベーションが一時落ちたのは事実ですが、手を抜く訳にはいきません。
 働ける場所があるだけ幸せな事、65歳が定年でその後も契約社員として残れるのは補償されている。今まで通り頑張ります。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年6月号掲載)
【つづく】 

新しい時代のはじまり
役員になってはじめて知る
未収金やサッシの不具合

 爽やかな5月の風の中、今年もエントランスホールの屋根の上を元気に鯉のぼりが泳いでいます。新しい元号に変わりました。何か吹く風もいつもと違う気がします。新しい時代が若い世代の人々にとって夢と希望が溢れる日々となりますように、願わずにいられません。平和が続きますように。
 その新しい時代のはじめに、マンションの役員が回って来ているのは光栄な事だと感じています。日々の生活に追われ、近所との関わりも管理組合の運営についても積極的でなくむしろ無関心でいました。今は無理、そのうちね、と思っていました。しかし、この機会に自分の住む場所です、どのような状況になっているのかしっかり見つめなければと思います。

                  

 先日、新年度、1回目の理事会が開かれました。前年度からの引継ぎ事項の説明などが行われました。修繕の件、ペット飼育の件等は、直接関係あったりするので、ある程度は把握していましたが、会計等の金銭に関わるることは全く見当もつきません。全戸で173世帯なので、積立金も経費も莫大な額になります。未収金もあるようで、弁護士を立てて請求するようです。築30年以上なので、それも高額になっており深刻です。
 そんな訳で、今まで無関心で他人任せにしていたのを反省し、現状としっかり向き合うと決心しました。まずは、バルコニー側のサッシが開かない、開き難い住戸が発生しているのを知りました。幸い我が家は大丈夫なのですが、経年劣化により枠が腐食し不具合が発生しています。階層や場所により発生するタイミングは前後するのでしょう。大規模修繕も考えつつ、全戸一斉に修繕するだけの費用が賄えるのかどうか、見積りを出して検討しなければなりません。バルコニーに全く出られないという状態になる前に、対策をしなければなりません。
 今回の会議に出て、熱心に管理組合の運営に取り組んでいる方を知り奮起しています。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年5月号掲載)
【つづく】 

春です!新しい自分になろうと
二重瞼にする化粧品を買ってみた
やっぱ、ありのままがいいかな

 

                   

桜満開の季節です。鮮やかなピンクの花々を見ると気持ちが高揚して、何でも出来るなって気持ちになってしまうのは、私だけでしょうか。進級、新入学、新入社等で新しい世界に飛び込んで、今までと違う新しい自分を発見する。あまり好きでなかった自分を捨て新しい自分に出合える。期待と希望に満ちたそんな頃です。新しい自分になるにはとエントランスホールの斜め前に咲く桜を見ながら考え続けていたのです。
そこでまず思い付いたのが、二重瞼にする事です。凹凸のないのっぺりとした顔に、小さい一重の目、写真写りの悪いことったら自慢出来る程。化粧映えする訳でもなく、せめて化粧映えでもすれば、長身で足だけはジーンズ屋で長いですねと褒められるので熟年モデルとしてデビューもありかもと夢見ているのです。お腹まわりは問題ありだが足はいける。
なぜ、二重にすればと思ったのか、それは寝不足の朝、一瞬だけ二重になった時、垂れ気味の目がきりっとして顔面に凹凸が生まれた気がしたのです。一瞬でも二重になったという事は、私には素質があると思ったのです。
しかしながら、CMで有名なクリニックの先生に頼むには、お金も必要だし痛いのは嫌です。そんな時、週一回頼んでいる個別宅配のカタログに、瞼の上に塗って専用の器具で持ち上げるように押すだけで二重瞼が手に入るという化粧品が掲載されました。価格も千円程度、これで夢の二重瞼が手に入ると早速注文しました。期待で胸がいっぱいでした。
届いた品物は、普通のリキッドタイプのアイナイナーの容器に入っており、瞼を押し上げる用のミニサイズの刺股のような器具が付いています。説明書にしたがって、ドキドキしながら塗ってみました。何か、接着剤の匂いがします。ミニ刺股で押してみましたが痛い、痛くなって来た。これは私には合わないみたいです。ほんの一瞬で断念しました。ありのままの自分が美しいと思う事にしました。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年4月号掲載)
【つづく】 

春の足音が聞こえてきました
管理組合も新年度へスタート
私も春から役員になります!

 春の足音がはっきりと聞こえて来るこの頃です。新しい人生をスタートさせる方々は、不安と期待で胸の中が、満ちていることでしょう。でも大丈夫、神様は見ています。真剣に努力すれば明るい未来は拓けると信じています。応援しています。

                        

 

 さて、我がマンションの管理組合も新年度を迎えようとしています。役員は、一年交代の持ち回り制になっています。そして、四月からの新年度は、我が家にも回って来ました。七階建て、各階二十三号室まであるので、一号室から順番に回ってくる役員は、賃貸で入居している方を抜かすと、二十年に一回くらいです。貴重な経験になると思うので、一年間頑張らせていただきたいと考えています。
 前回は、主人が他の役員の方と頻繁に会議を重ねながら、行っていたと記憶しています。当時はまだ、築十年未満だったので、新しく決める事、取り組む事が多かったのではないかと思います。
 そんな訳で、前年度の最後の総会を前にして、私の務める新年度の役職決めの為の会合が行われました。管理会社が入ってくれているので、全ての進行はその担当の方が準備して下さるので不安はなかったのですが、どの役職になるのかが不安でした。男性の方が多いだろうから、理事長は頼むとして、あんまり忙しくないのが良いなぁと誰もが考える不届きな事を思っていました。
その当日、集会室へ行く男性は一名のみ、聞けば老々介護中、他の方も私も含めて忙しい仕事をしているのは一緒です。欠席をしていた二名の方は、仕事をしているので辞退すると連絡があったとのことですが、許される訳はありません。幸い男性の方が、理事長をしましょうと立候補して下さり、後は恨みっこ無しのあみだくじにしました。
 私は、防災担当に決まりました。防災訓練など地域行事にも参加しなくなっていましたが、休みを取って積極的に参加します。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年3月号掲載)
【つづく】 

年末帰省した体育会系の長男
家でまめに誰かにスマホ返信
好きな女性ができたとのこと

新しい年が明けて早いもので、1カ月が経ちました。我がマンションのある土地では、雨が降らず乾燥した日々が続いています。インフルエンザが流行しています。手洗い、うがいをしっかりして予防をしっかりしたいと思っています。私は、まだ幸い大丈夫です。
さて、昨年末ですが、長男が久し振りに帰省しました。家族三人で一緒に過ごし、食事をしたりゲームをしたりして楽しい時間を過ごしたのですが、その間もスマホ片手に誰かと連絡を取り合っているのです。メールは嫌いだからあんまり返信しないと言っていたのに、実にまめに返信しているではありませんか。問い詰めると好きな女性が出来たとのこと、結婚も考えているらしく先方のご両親には、お付き合いしていると挨拶は済ませ、順調に交際を進めていたらしい。聞いてなかったぞ、知ったとしても邪魔はしないぞと思いましたが、長男の男性としての成長を感じ嬉しくなると同時に、息子で良いですか、と聞いてみたいなという気持ちになりました。

                

そんな訳で先日、お会いして来ました。主人が生きて居れば二人で出掛けて行くのだから緊張感も半分だったかも知れませんが、けっこう緊張しました。長男の住む最寄り駅で待ち合わせたのですが、近付くにつれドキドキしていました。何を話せば良いかと不安になったり、会いたいと思ったのに気持ちは複雑でした。
駅に着いて改札で二人で待って居ました。挨拶して、二人を観察するとしっかり手を繋いでいるではありませんか。仲の良いのは何よりですが、バリバリの体育会系だったのにと少し残念に思いました。が、食事をしながら色々な話しをして、息子を大切に思っている事、礼儀正しい良いお嬢さんだと判ったので安心しました。息子は上出来でした。
そして、それと同時に淋しく感じ始めました。初めての子供なので、息子も母さんが一番って面があったのに、彼女が一番なんだね。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年2月号掲載)
【つづく】  

今年も前向きに! 
スポーツクラブで運動 
人生初「筋トレマシーン」 

 新しい年になりました。今年は、激動の年になるのでしょうか。平成が終わり新しい元号へ、消費税も上がります。仮にどんなに抵抗したとしても、世の中は動いて行きます。柔軟に適応して、逞しく生きて行くしかありませんが、明るい世の中が続く事を祈ります。
さて、昨年、還暦を迎え、今まで生きて来た道のり程は生きられないのだなと感じた時、これからの人生をどう生きたら良いのかと考えました。実家からは離れた場所に現在のマンションを購入し、知り合いの居ない土地で夫婦で暮らし始めました。が、二人の子供を育て仕事も続けて来て、すっかりこの土地、このマンションの生活には満足しており、離れて生まれた土地に帰ろうとは考えていません。
この地は、日本から切り放たれても独立国家になれると学生時代、永六輔さんの講演会で聞いていた土地です。海の資源、山の資源の自然も、化学の力による工業資源のいずれも豊富にあります。美しい自然にも恵まれています。気付けば、人生の三分の二を過ごして来た土地です。子供の頃から、憧れていたような気がします。惚れ惚れする新鮮な美しいキャベツが、近所のコンビニで買えたりします。テーブルの上に飾って眺めてしまいます。
そんな訳で、健康でこの場所で、仕事も続ける為に努力をしようと思います。運動は、大切です。仕事が、肉体労働なので、足りていると思っていたのですが、間違いでした。仕事で使っていたのは、身体の同じ部分ばかりで全身ではありませんでした。不調な部分が沢山ありました。整体治療院に通ったりしていました。動いていると勘違いしてたので食べても大丈夫と思っており、体重が増加していました。駅の階段が苦手でした。
スポーツクラブで全身運動はじめました。筋トレマシーンは人生初の体験でした。スタジオでのエアロビも、ダンスも、ボクシングも慣れるまでは大変でしたが、良い汗をかいた後の疲労感は、全てに前向きになる力です。

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年1月号掲載)
【つづく】