コロナで会うのを控えていた友人たちと集合 2023-3
見た目は変わってしまったが
学生時代にタイムスリップ
三寒四温。三日寒い日が続くと暖かい日が四日続くと言われているこの頃、春の足音が大きくなって来ました。桜の蕾も膨らんでいます。軽装で満開の桜道を歩く日が待ち遠しいですね。三年ぶりにお花見をしたいですね。
三年ぶりと言えば、コロナ禍で会うのを控えていた学生時代の友人達と久し振りに顔を合わせることが出来ました。ゼミの活動を通して共に勉強をしたり、毎年夏休みには旅行に行ったりして来ました。卒業してからは、就職し、結婚して子育てに追われる中、年賀状だけの付き合いが続いていましたが、定年を迎え余裕が出て来た友人の声掛けで五年程前から定期的に集まるようになりました。
久し振りに会ったその日は、都内で降雪があり寒い日が続いていた頃です。昨日までの寒さが信じられない暖かい日になりました。太陽の日差しも眩しく、集合場所までの遠い道のりも苦になりませんでした。学生時代の思い出を振り返りながら電車に揺られて、着いた頃には、気持ちだけは学生時代に戻っていました。見た目は変わってしまいましたが、あの頃の姿が重なって話しをしているとタイムスリップ出来るのから不思議です。
そんな訳で、楽しい時間を過ごしました。昔話しも盛り上がりましたが、自分達の子供は、あの頃の私達より大人になっており、孫が五人なんて人も居ます。親も義理の親も見送り、本人達の老後が気になる年頃です。最終的には、孫の自慢とお墓の話しで締めくくりになって、着実に年月は流れてるんだねと大笑いしてしまいました。夫や妻が、最近病気がちでねという心配事もあります。私自身はもう見送ってしまったので、自分の心配だけです。が、夫の心配をしたいなと羨ましい気持ちにもなりました。
仲間と別れて、マンションにたどり着く頃には、夢が覚めた感じでした。いつまでも皆が元気で又、会えるのを楽しみに、仕事を頑張りたいなと思います。おひとり様も最高。
集合住宅管理新聞「アメニティ」2023年3月486号掲載)
【つづく】