マンションでのグループホーム 2024-8

大阪のマンションでのグループホームの退去をめぐる裁判のその後だ★このほど大阪高裁でホーム側が居住を継続する内容で和解した★当紙「論談」で二度取り上げて、和解希望を表明していた立場として大歓迎である★処理に当たった双方の関係者と裁判所の努力に敬意を表したい★最近では障がい者などのグループホームはかなり普及してきており、そのなかで集合住宅の占める割合も相当多いという★たしかに分譲マンションでは居住専用以外の用途については厳しい規定が多い★しかしグループホームは、若干出入りは多いが、名前が示すように「居住」が目的である★管理という観点から言うと多少の業務の負担は増えるかもしれない★そうであっても目的は福祉であり、こういうところにも目が向く管理組合が増えることを期待している。
集合住宅管理新聞「アメニティ」2024年8月号掲載