昨年秋の台風水害で地下の電気設備が浸水しエレベーターなどの大修理が必要になった武蔵小杉のマンション★週刊誌などによればエレベーターを使わない１階の住民がなぜ修理費を出すのかとか自動車を持たない人が車庫の修理費を負担せねばならないのかが問題になっているという★実際にそういう声がどの程度あるか疑問にも思えるが、週刊誌の書き方ではいたずらに住民間の対立を煽るような気がする★報道機関のあり方からいうと本当はマンションの共用部分の基本や駐車料金の決め方の原理を丁寧に説明するのが筋だ★超高層マンション・高層マンションであればエレベーターは必須で、階数が多いだけ土地の持分が少なくなりその分価格が安くなる道理だ★もともと共用部分というのは共有で屋根も反対側の壁面もふくめ全員が運命共同体だ。
集合住宅管理新聞「アメニティ」457号(2020年10月)掲載