東京都は、分譲マンションの維持・管理や修繕が適正かつ円滑に実施されるよう、管理組合への支援として、（独）住宅金融支援機構と連携した助成制度（利子補給）を実施しており、今年度の募集を開始する。

　同制度は、(独)住宅金融支援機構の融資金利より１％（1％未満の場合は、当該金利）低利になるよう、都が管理組合に対し利子補給するもので、利子補給の対象額は、リフォーム融資の予約金額、工事費、工事費から補助金を差し引いた金額又は150万円（耐震改修工事を伴う場合は500万円）×住宅戸数のいずれか最も低い額が限度となる。

　受付期間は、2020年5月18日（月曜日）から2021年2月19日（金曜日）まで（当日消印有効。ただし、申込戸数が5000戸数に達したときは、申込みを締め切る）。

　受付は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、郵送での受付となる。申込書の送付先は、
　〒163-8001　東京都新宿区西新宿2-8-1　東京都庁第二本庁舎13階中央　住宅政策本部住宅企画部マンション課

　同制度のパンフレットや申込書等は、東京都マンションポータルサイトからダウンロードできる。
　なお、パンフレット等は、東京都庁（住宅政策本部住宅企画部マンション課）、各区市町村窓口（島しょを除く）、（独）住宅金融支援機構等でも入手できるが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、極力ダウンロードによる入手を、都はお願いしている。

　同制度の申込資格は、
　１　都内に所在する耐火構造の分譲マンションの管理組合であること。
　２　（独）住宅金融支援機構の「マンション共用部分リフォーム融資」を受け、かつ、（公財）マンション管理センターの債務保証を受けること。
　３　同制度による申込みが2回目以降の場合、前回の申込時（10年以上経過している場合）に管理規約や長期修繕計画等の改善指導を受けていた場合は、当該改善指導事項が改善されている
　４　旧耐震基準のマンション（昭和56年5月31日以前に建築確認を受けたマンション）は、耐震診断又は簡易な耐震診断を実施していること。

　利子補給期間は、「マンション共用部分リフォーム融資」の返済期間となるが、今年度より、
　① 耐震改修工事
　② 機械式駐車場解体工事
　③ エレベーター取替又は新設工事
　④ 給排水管取替工事
　⑤ アスベスト対策工事
　⑥ 玄関又はサッシ取替工事
　⑦ 断熱化工事

を行う場合は最長20年間まで可能となる

その他、同制度への問い合わせは、
住宅政策本部住宅企画部マンション課　電話　03-5320-7532　まで。