グリーン住宅ポイント制度を創設/国土交通省
国土交通省は、新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ経済の回復を図るため、一定の省エネ性能を有する住宅の新築やリフォーム等に対して、商品や追加工事と交換できるポイントを付与する「グリーン住宅ポイント制度」を創設する。
同制度は、ポストコロナに向け、経済の持ち直しの動きを確かなものとし、民需主導の成長軌道に戻す新たな経済対策として決定され、グリーン社会の実現及び地域における民需主導の好循環の実現等に資する住宅投資の喚起を通じて、新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ経済の回復を図ることを目的として、令和2年度第3次補正予算案に盛り込まれた。
なお、今後の国会で予算成立を待っての事業開始となる。
同制度は、一定の省エネ性能等を有する住宅の新築やリフォームを行う場合、または一定の要件等を満たす既存住宅の購入を行う場合、商品や一定の追加工事と交換可能なポイントが付与される。
新築で最大40万円相当、リフォームは最大30万円相当のポイントを付与。さらに一定の要件を満たす場合、新築は最大100万円相当に引上げられる。
その他、「新たな日常」等に対応した追加工事や、若者・子育て世帯がリフォームを行う場合等にポイントの追加や特例がある。
住宅の新築・リフォーム、既存住宅の購入で、2020年12月15日から2021年10月31日までに契約の締結等した場合が制度の対象となる。