自分を大切にしようー人生100年時代を健康に生き抜くために⑤
食べ方を考える③
先月は、何をどれだけ食べればよいのかについて、厚生労働省、農林水産省が策定した「食事バランスガイド」を紹介しました。今月はさらに詳しく紹介します。
まず、先月、何をどれだけ摂れば良いのかは、性別や年齢、日頃の活動量により異なると書きました。その目安を示したのが図1です。
これを見ると、同じ18~69歳の男性でも、活動量の低い人と、普通の人では、一日に必要なカロリーが400キロカロリー以上異なります。肉体労働や、激しい運動を行う人では、さらに必要なカロリーは増えます。そして必然的に必要な主食や主菜の単位も異なってきます。自分がどこに当てはまるのか、参考にしてください。
次に、例えば主菜(肉、魚等)が5つ必要と言っても、何を食べれば5つになるか分かりにくいと思います。その際の目安となるのが図2です。例えば、朝食で主菜として納豆と目玉焼きを摂れば、主菜2つ分ということになります。
毎日バランスよく食べることが、日頃の健康を支えてくれます。「食事バランスガイド」を日頃の食生活の参考にしてください。
取材協力:生活習慣ヘルスコーチ/作業療法士 小幡茂人
(集合住宅管理新聞「アメニティ」2022年2月号掲載)