食事を見直そう③
「中食(なかしょく)」を利用してみよう
宅配弁当で食生活の充実を
先月までは、食事の摂り方としてたんぱく質に注目し、家や外食で食事を摂る時に注意したい事を掲載してきました。
しかし食事の摂り方には「中食(なかしょく)」と呼ばれるものがあります。
「中食」とは、スーパーやコンビニ等でお弁当やお惣菜を買ってくる、あるいはそれらを宅配で届けてもらうものです。ここでは宅配で自宅に栄養バランスの取れたお弁当を届けてくれる「中食」をご紹介します。
自宅で料理する習慣が無い、料理したくない、したくても諸事情でできない、あるいはできるだけ料理はしてるけど、たまには楽したいという人等が宅配弁当の利用者として考えられます。
宅配弁当は、常温・冷蔵で届くお弁当がお願いした日に自宅まで届くサービスと、何食分かがまとめて冷凍されて届くサービスに分けられます。
自宅にいることが多い人向けのお弁当
常温・冷蔵で届くお弁当は、そのまま、あるいは温めればすぐに食べられるのでとても便利です。しかし、衛生上の問題もあるため、宅配時に不在だと持ち帰りになることがあります(不在置きサービスを行う事業者もあります)。そのため、自宅にいる時間が長く、宅配時、確実に受け取れる人に向いているでしょう。
不在がちな人向けのお弁当
一方、外出することが多く、なかなか決まった時間に自宅にいられない人は、何食分かまとめて冷凍で宅配されるサービスが便利です。電子レンジで温めるだけで、一食分の食事が食べられます。
一食分の料理がトレイにまとめて冷凍されている場合と、各料理が個別に冷凍されている場合があります。
サービスの内容もいろいろ
二種類のサービスを行う事業者はたくさんありますが、いくつかの事業者を表にまとめました。
おかず以外のごはんの有無、塩分調整食やカロリー制限食、あるいは噛む力が弱くなった人向けの刻み食への対応など、各社様々なサービスを展開していますので、詳細は各事業者にご確認のうえ、サービスを利用してください。
(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年8月号掲載)