「まちづくりと連携したマンション再生制度の先行モデル事業」実施地区を選定/東京都

 都は、老朽化したマンションが集積し、防災や活力などの課題を抱える地域を対象に、まちづくりと連携してマンション再生を支援する新たな制度の構築に向けて取り組んでおり、その一環として先行モデル事業の実施地区の募集を行ったところ、2区1市から3地区の応募があり、下記の3地区ともに実施地区に選定された。

 品川区 大崎西口駅前地区(約1.3ヘクタール)
  マンションを含む再開発による副都心に相応しい魅力とにぎわいのあるまちづくり

 杉並区 方南町駅周辺地区(約4.5ヘクタール)
  環七沿道の耐震性に課題のあるマンションの再生と駅周辺のまちづくりとの連携による災害に強く魅力ある生活拠点の形成

 多摩市 諏訪・永山地区(約170ヘクタール)
  多摩ニュータウン初期入居地区における大規模住宅団地の再生による地域の活性化と駅周辺の拠点形成

 今後は、各区市の提案に基づき、まちづくりの計画策定や合意形成等に取り組み、都は財政的支援や都市計画等に係る技術的助言を行う。また、先行モデル事業の成果や区市の意見等を踏まえ、平成28年度中に新たなマンション再生制度を創設する。