東京都は、東京の強みを活かした地域包括ケアシステムの構築を進めるため、活発な企業活動や多くの人材等の豊富な経験と知識を活用して、地域における支え合い体制づくりのアイデアを集積し、多様な主体による地域貢献活動の選択肢・可能性を広げるプラットフォームを提供する「東京ホームタウンプロジェクト」を立ち上げるとともに、Webサイトを開設した。
　同プロジェクトでは、NPO法人や元気な高齢者など多様な主体による地域貢献活動の情報を発信し、広く社会参加へのきっかけを提供し、また、地域福祉の担い手である様々な団体の活動の拡充が図れるよう、運営基盤の強化に向けた支援を提供する。また、地域福祉の新たな担い手・活動の創出のためのセミナーを開催する。
　Webサイトでは、地域福祉の既存団体が運営基盤の強化に取り組む状況を「プロジェクト」として発信し、その進捗状況をリアルタイムに更新することで、地域包括ケアシステムの構築に向けた課題解決の具体的手法について、モデルとなる事例を提示する。また本事業の目的である、多様な主体の参画による地域包括ケアシステムの構築のため、世代や分野を超えて幅広い人が興味を持つコンテンツづくりを目指す。
　現在、同プロジェクトでは、墨田区で高齢者宅への見守りサポートを他地域に広げるための手順やノウハウをまとめた「ウェブサイト構築」や、立川市で高齢化が進む団地のコミュニティづくりに取り組む団体の参加者拡大に向けた「マーケティング基礎調査」が進行中。
（東京ホームタウンプロジェクトＵＲＬ）