築後50年の団地建物の劣化状況等を調査
昭和31年に旧日本住宅公団(昭和30年設立)が分譲した野毛山住宅(横浜市西区)の建て替えにあたり、NPO日住協マンション管理総合研究所(準備室)は、旧建物の外壁や諸設備の高経年化による劣化状況等々を調査研究することにし、3月28日から2日間、旧建物が解体される前の同住宅の現場で調査会を実施した。
この調査研究は、日住協が日住協協力技術者や専門企業との共同研究として行うが、築後50年を経過した団地建物の
- 外壁コンクリート物性試験(コア抜きによる圧縮強度試験等)
- 屋上ならびに浴室床の防水仕様・劣化状況調査
- 外壁下地モルタルの付着状況調査
- 外壁ひび割れ調査
- 給排水管の管材・劣化状況調査(抜管調査)
などを調査研究することにより、今後の改修工事や建物再生論議等に役立つ資料が得られるのではないか、との主旨により実施する。報告書がまとまり次第、研究報告会等を予定。
<集合住宅管理新聞「アメニティ」第295号(2007年4月)掲載記事>